過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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298:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:18:57.19 ID:gUNVYqIl0
―――ああ、そうか。あの光の大剣に全エネルギーを注ぎ込んで、負けた。いや―――殺されたのか。この女は、神さえ殺すというのだから。

「………俺の敗けだ。殺すンだろ?何してやがる―――早く殺せ」

そうぶっきらぼうにアクセラレータが言うと、ああ、と言って女が刀を抜く。
以下略



299:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:21:13.22 ID:gUNVYqIl0
「もォ二度と、誰のもとでも発現するな。この、クソ能力」

そう言い放って、アクセラレータはゴロン、と仰向けになって眼を瞑る。

―――そんなアクセラレータに式は、最後の言葉を落としていく。
以下略



300:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:25:00.63 ID:gUNVYqIl0
「それじゃあな。お別れだ、“アクセラレータ”」

「――――あァ」

なァ、ミサカミコト。今まで輪廻転生なンざ信じた事ァ無かったけどよォ。
以下略



301:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:26:16.20 ID:gUNVYqIl0
―――式が刀を引き抜く。
するとアクセラレータの頭部には、たった今貫かれていたにも関わらず、一切の外傷が残っていなかった。



以下略



302:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:27:29.48 ID:gUNVYqIl0
すると上条は。
いやあ、ははは―――なんて乾いた笑いをみせると、

「御坂も止めなきゃ、止めなきゃって騒いだけど、俺が止めたんだ。
式は絶対にアクセラレータを殺さないから大丈夫だ、って。俺、式を信じてたから」
以下略



303:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:28:04.26 ID:gUNVYqIl0
「とにかくさ、前にも言った通り―――――式は、優しいから。それで、絶対に殺さないと思ってんだよ。ほら、やっぱり殺さなかっただろ?式は、心が強いから――――だから、絶対殺さないと言いきれるんだ」

心なんて見えないものなのに、コイツは強いとか、弱いとかなんて言い出すのか。馬鹿みたいだ。だけど―――――

「カミジョー。オレ、おまえみたいな馬鹿は嫌いじゃないよ」
以下略



304:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:28:31.12 ID:gUNVYqIl0
ああ、あの白もやしならあそこにいるぞ、と式が鞘に納めた古刀でそちらを指す。すると――――

「―――――、」

反射の棺に入ったままのミサカミコトの前で、一方通行は立ち尽くしていた。
以下略



305:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:29:25.72 ID:gUNVYqIl0
一方通行は、二人の戦いが始まった時から、二人の解析を進めると同時に、音の速度のベクトルを操作して音声を拾っていた。
それはつまり、式がアクセラレータに言ったことはみんな、一方通行にも聞こえていたということである。

――――この女の言うことは、自分にもしっかり当てはまる。
なぜなら、一方通行とアクセラレータは、進んだ道は違えど人物は同じだから。
以下略



306:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:30:29.10 ID:gUNVYqIl0
ンなもン決まってンだろォが、と一方通行は一言おいて。




以下略



307:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:31:27.13 ID:gUNVYqIl0
そう、とはじめから返事がわかりきってたかのように、短い返事が戻ってくる。

「じゃあとりあえず、この棺は殺しておかなくちゃな。―――なあ、おまえが眠る場所はここじゃないものな、ミサカ」

左手からナイフを出し、アクセラレータが残した反射の棺の死の線を断ち斬る。
以下略



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