過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:28:58.73 ID:3qWV+aS5o
自分の体を確認する。やられた記憶を辿れば、怪我は、全身にわたる切り傷、刺し傷、打撲、そして右足の骨折だから腕は問題なく使える。
動かすと少しは痛いけれど、顔に出てしまう程のものでもない。
この病室はとある病院のものだから―――担当してくれたであろうあのカエル顔の医者の腕は、冥土返しという異名に劣ることなく本当に素晴らしいのだ。
以下略
428
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:30:07.68 ID:3qWV+aS5o
「あの―――」
以下略
429
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:31:36.38 ID:3qWV+aS5o
そこからは二人とも無言でサンドイッチを食べた。
無言だったのに、なんだか気まずさを感じなかったのはひとえにこの殿方の雰囲気のおかげだとおもう。
以下略
430
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:32:51.33 ID:3qWV+aS5o
「ごみは僕があとて捨てにいくからね。まとめるから、ちょうだい」
以下略
431
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:33:52.16 ID:3qWV+aS5o
―――言い合いで負けることは滅多に無いわたくしも、こんな風に言われてしまったらなにも言い返せないではありませんの。
「…わかりましたわ。では、お願いしますの。何から何まで、本当にすみませんの」
以下略
432
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:37:29.86 ID:3qWV+aS5o
余談だが、白井は十数年後に歳上の男性と結婚するのであるが――――白井が歳上好きになったのは、この日のことがきっかけであるらしい。
本人いわく、別に黒桐に恋をしたというわけではないというのだが、その辺りの真相は白井のみしか知り得ないので永遠に闇の中である。仮に本当に恋に落ちていたとしても、かなしきかな、着物を着た女に殺される気持ちに過ぎないのだが。
以下略
433
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:38:22.21 ID:3qWV+aS5o
「じゃあ、事の顛末を話そう」
その表情は、先程の穏やかさを失わないながらに真剣なものだ。
以下略
434
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:39:20.79 ID:3qWV+aS5o
美琴ちゃんはすぐさまこの病室に来ようとして、寮監に首をやられてしまったらしいけどね、と苦笑する黒桐さん。
お姉様。この黒子―――お気持ちは昇天しそうなほどに嬉しいのですが。………どうか、ご無事で。
以下略
435
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:40:01.53 ID:3qWV+aS5o
「大丈夫。あと、美琴ちゃんとの関係だけど―――平たく言えばただの知り合いかな?偶然、色々あって関わったことがあったから」
「そうですか…。あれ、黒桐さんは学生ではいらっしゃいませんわよね?普段は何を………?」
以下略
436
:
ティキ
◆Op1e.m5muw
[saga]
2014/04/07(月) 00:41:42.38 ID:3qWV+aS5o
「そうですか…」
「黒子ちゃん。昼過ぎになれば式、美琴ちゃん、それから風紀委員の君の支部の皆がお見舞いに来るから、それまで暇になると思うけど適当に時間を潰してね。
以下略
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