過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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532:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 12:53:46.93 ID:LoHKgQ6eo
『―――なるほどな。ようやくわかった』

重々しさを増す雰囲気の中、最初に口を開いたのは式だった。


以下略



533:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 12:54:44.44 ID:LoHKgQ6eo
『あの、式さん。まさか、この白井さんが偽物だと言うんですか………?』

『そんな!私は間違いなく白井黒子ですの!嘘だと思うならなんでも聞いてくださいな、すべて完璧に答えて見せますの!お姉さまのスリーサイズ、お姉さまの下着全種、お姉さまの趣味趣向、お姉さまの―――――』

バリバリバリッ!!!!
以下略



534:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 12:57:00.18 ID:LoHKgQ6eo

それを聞くと、式は「あのな…」と呆れたように腕を組みなおす。

『誰も白井が偽物だなんて一言もいってない。俺も偽物だとは思ってない』

以下略



535:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 12:58:11.02 ID:LoHKgQ6eo
『だから何度も言わせるな。そいつは本物の白井黒子だけど、白井黒子でなくなりかけてるんだ』

『それは、つまりどういうことよ?』

まったく納得いかないといった様子の美琴嬢。無理もない。こんな話を一発で理解できるとすれば、某人形師くらいのものだろう。
以下略



536:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 13:00:43.75 ID:LoHKgQ6eo
『オレはここに来てまだ日は浅いけど、それでもわかるくらいこの都市の闇は深い。どんな技術があったっておかしくない。そうだろ、御坂』

『ッ――――!!』

否定するには、あまりにも御坂美琴は学園都市の闇に近づいてしまっていた。
以下略



537:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 13:05:11.57 ID:LoHKgQ6eo
その時、病室の白いドアが不意に開いた。顔を出したのは、妹達がかかりっきりの名医であった。


『やあ、失礼』

以下略



538:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 13:06:09.40 ID:LoHKgQ6eo
『僕も付きっきりで見てあげたいのだけど、そうもいかないからね?少しばかり優秀な人材を派遣して、万一の時は僕にすぐ知らせる形にしようと思ってね?』

『優秀な人材―――先生がそうおっしゃるなら、本当に優秀なんでしょう』

美琴ちゃんはかなり信頼をおいているようだけど、僕や式はお世話になったことがないから分からない。
以下略



539:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 13:06:55.90 ID:LoHKgQ6eo





以下略



540:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 13:09:13.95 ID:LoHKgQ6eo

その声を聞いた瞬間、僕も皆の先生への信頼に同調し始めたことを激しく後悔した。



以下略



541:ティキ ◆Op1e.m5muw[saga]
2014/08/21(木) 13:09:49.98 ID:LoHKgQ6eo
なんだか突然現れた白いワイシャツにオレンジのネクタイを締めた、優秀な人材と称される赤毛の美人と式に黒桐、御坂が知り合いらしいというこの状況に、他三人の少女は完全においてけぼられていた。


『では、改めて自己紹介だ。この医師の紹介で白井黒子ちゃんの担当医を勤めることになった、蒼崎橙子だ。以後よろしく頼む』

以下略



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