55:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:04:17.95 ID:TlJ/t+Bb0
「春香、本気なの?」
「うん。今日は千早ちゃんのお家に泊まるね」
56:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:05:37.83 ID:TlJ/t+Bb0
春香は一体何を考えてるんだろう。
別に私の家に泊まらなくたって、明日は早めに待ち合わせをすればいいだけなのに。
57:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:10:05.27 ID:TlJ/t+Bb0
時刻が深夜になればどんな季節でも寒さを感じる。
普段着の上から一枚多めに羽織り、私は家を後にする。
58:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:11:29.38 ID:TlJ/t+Bb0
「千早ちゃーん!」
そんな春香の声が足音だけの駅に響く。
59:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/31(月) 00:14:31.85 ID:KIUlEwwyo
地の文が読みやすくていい
60:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:14:35.83 ID:TlJ/t+Bb0
「千早、ごめんな。俺も絶対に迷惑だって言ったんだが、どうしても聞かなくてな」
プロデューサーが頭を掻きながらそう言う。
61:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:17:06.57 ID:TlJ/t+Bb0
肝心の春香は肩を落としたままだ。
「春香……」
62:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:19:43.99 ID:TlJ/t+Bb0
「ふっふふーんふーんふーん」
夜道に木霊する春香の鼻歌。
63:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:21:15.75 ID:TlJ/t+Bb0
独り暮らしを始めてまだ数ヶ月だけど、この生活にも慣れてしまった。
家を出るときには煩雑な手続きも必要だったけれど、それが終われば普通の生活と変わらない。
64:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:23:09.01 ID:TlJ/t+Bb0
空を見上げると無数の星が見える。
周囲より一際明るく輝くものもあれば、照らされた光でやっと存在が確認できる星もある。
65:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/03/31(月) 00:24:01.55 ID:TlJ/t+Bb0
二人で一緒に歩いているものの、会話は長く続かない。
一方的にプロデューサーが話し、私が無関心に返すだけ。
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