42: ◆InfI0vlg76[sage]
2014/04/01(火) 18:27:00.17 ID:V7PLv1990
古典大嫌いだ…食蜂様に教えてほしい…
続き入りまーす
43: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:29:16.18 ID:V7PLv1990
「っ!!」
バサ、と起き上がると、眩しい光に目が潰れた。
44: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:31:57.38 ID:V7PLv1990
――一週間後
「うん、そんな感じかなー」
45: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:36:55.34 ID:V7PLv1990
第七学区の一角。佐天涙子は一人、舗装された歩道を歩く。
(初春はジャッジメントだし、アケミ達はボランティアかあ…あたしも何かするべきかなあ)
46: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:41:35.71 ID:V7PLv1990
「上条さーん!」
小走りで佐天が駆け寄ったのは、ツンツン頭の
男の人だった。
47: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:47:30.05 ID:V7PLv1990
(…彼に能力は効かないけど、もともと彼に使うつもりはないからいいか)
彼は無能力者ではあるものの、その右手には不思議な力がある。御坂美琴の本気の超電磁砲ですらも軽々と打ち消す、能力を無効化する力が。
(…でも、あたしのこれからの行動パターンは計画の要)
48: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:50:49.56 ID:V7PLv1990
「悪い悪い、待たせた」
「いえ。ひとつ持ちますねー」
買い物をレジに通して駆けてきた上条が持っていた袋は三つ。それぞれがそこそこ大きめで、片手に学生鞄を持つ彼には厳しそうに見えた。
49: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:52:32.27 ID:V7PLv1990
むくれたフリで頬を膨らませると、御坂が笑って手を振る。そんな様子を眺めて微笑んだ上条に、御坂が詰め寄る。
「っていうか!アンタ、佐天さんになにやってるのよ!」
佐天と上条の歩く間隔は、結構…というかかなり狭い。見た人はカップルかなにかだと勘違いするだろうし、それは御坂も例外ではない。
50: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:54:26.11 ID:V7PLv1990
冷静になろうと努力しているのは見えるが、たまに電気が漏れだしている。当たったらヤバイな、とか他人事のように思いながら佐天は目を閉じた。
「えっと…まあ、はい。いろいろとあって、まあ」
言葉を濁した佐天に動揺しながら、御坂は佐天の肩を掴む。
51: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:55:25.13 ID:V7PLv1990
「ほ、ほんとに何もないんですよ!…あ、上条さん、荷物おいてっちゃった」
美琴の手を振りほどいて上条の落とした鞄を拾いに行く――その挙動が、『赤くなった顔を御坂から隠すため』のように見せかける微妙な間合いや角度も計算済みだ。
「はあ…届けてきますね。じゃ、また」
52: ◆InfI0vlg76
2014/04/01(火) 18:57:53.61 ID:V7PLv1990
それは、友達のおかげで見慣れた制服。
ただし子供っぽさの目立つ友達二人とは違い、無邪気そうな中にどこか妖艶な雰囲気を醸し出す金髪の美少女。
その正体を佐天は知らないが、彼女は構わず話し出した。
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