17: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:25:42.04 ID:IFdEPb8do
少し茶色がかった髪の毛に、(比較的)豊かな胸を持つその女子生徒は、
綾の中学時代からの親友である、猪熊陽子である。
18: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:26:10.33 ID:IFdEPb8do
いつの間にか陽子はデジタルカメラを手にしていた。
「いや、本当に待てっよ陽子」
19: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:26:45.89 ID:IFdEPb8do
と、すかさず綾がツッコんだ。
中学時代の同級生らしく、二人のコンビネーションは息ピッタリである。
20: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:27:14.66 ID:IFdEPb8do
二年生の佐野という男子生徒は、異性に対して積極的な男で有名であった。
なまじ顔も良いため、女にはモテた。
21: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:28:26.18 ID:IFdEPb8do
播磨の観察によると、アリスには仲の良いクラスメイトが三人いることがわかった。
まず、1人はホームステイ先の住人である大宮忍。遠くから見るとコケシに見えなくもない彼女は、
22: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:29:01.71 ID:IFdEPb8do
(やはり思いははっきりと口に出したほうが良さそうだな)
だがしかし、いつもアリスの周りには例の三人がいる。
23: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:29:45.12 ID:IFdEPb8do
「はーい」
しかし、アリスのすぐ近くにはツインテールの小路綾とやや大柄な猪熊陽子がいた。
24: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:30:41.97 ID:IFdEPb8do
これがチャンスだ。
彼女の家までの道のりはだいたい頭に入れている播磨は、頭の中で瞬時の
25: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:31:29.19 ID:IFdEPb8do
(冗談じゃねェ。この大事な時に警察なんかの相手してられるか)
あまり懸命ではない彼は、目の前の告白という目標しか見えていなかった。
26: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:32:09.10 ID:IFdEPb8do
(いよっしゃ、警官の追跡を振り切ったぞ。早くアリスちゃんのもとへ)
再びアリスの姿を探した播磨。
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