過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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2014/05/19(月) 20:27:27.93 ID:RE/a5fme0
狩人が引き金を引くと、留め具が外れて、道具から矢が勢いよく発射された。
矢は一直線に熊の頬を裂き、骨を砕いて、脳天まで深々と刺し貫いた。
以下略
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2014/05/19(月) 20:38:05.78 ID:tZxnwRk90
皆が一様に並んで的に向かって弓矢の狙いをつける中、彼女だけはその三倍の距離をとって立っていた。
エルフ兵士「…おい!お前はそこで何をしている!鍛錬を怠る気か?」
以下略
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2014/05/19(月) 20:54:43.85 ID:x3LnnHZ50
エルフ「………」
エルフ長「…これはどういうことなのか、貴様の口から説明してもらおうか……」
以下略
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2014/05/19(月) 21:14:22.01 ID:pv4zQ/550
しかし彼女は、ことここに至っても自らが悪いのかどうか、理解していなかった。
どうして皆は、この素晴らしさが分からないのか
以下略
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2014/05/19(月) 22:16:50.49 ID:1rIm78CZ0
そこには、これまで彼女が見たことのないドワーフ族の文化の一端が記されていた。
鍛治や彫金、錬金に精製術と、その羊皮紙からはドワーフが高い技術を持っていたことがうかがい知れた。
以下略
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2014/05/19(月) 22:21:23.35 ID:Tgj+gmvDO
僕の前に道はない
僕の後にも道はない
ここは どこだ
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2014/05/19(月) 22:21:26.55 ID:rj8h28bl0
なんだこれすごく続きが気になるぞ
19
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2014/05/19(月) 22:50:54.58 ID:I8EsbEOH0
その頃になると、エルフの少女は自分がどうも火の扱いに長けていることに気が付いた。
窯の火力を強くしすぎたと思った瞬間、手をかざしたら火が途端に消えたのだ。
以下略
20
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2014/05/20(火) 00:18:55.25 ID:Mz3vbnMm0
もう里のエルフは、火を操り、黒い煙をあげる少女のことをすっかり邪悪なものとして扱っていた。
ススにまみれて、髪も肌も服も真っ黒になって生活する彼女のことを
揃って悪魔だの、"暗闇(ダーク)に堕ちた者(エルフ)"だのとそしった。
以下略
21
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2014/05/20(火) 01:30:11.92 ID:SLRhk/We0
そんな日は来ることもないまま、五十とも百年ともつかない年月が経っていった。
その間、ずっと彼女は誰とも接することなく、一人で窯の火に没頭する日々を過ごしていた。
以下略
22
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2014/05/20(火) 01:33:24.82 ID:Mz3vbnMm0
とりあえず一旦切り
釜だったり竈だったり書いてますが
大体は窯の間違いです。
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