過去ログ - 京太郎「俺がハンドボールをやめた理由」
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糞SS要素あり
[sage saga]
2014/06/03(火) 23:06:43.01 ID:rxHh/dJO0
これまで打ち込んできたことに、例えば裏切られたとしよう。
裏切りの表れ方は何でもいい。才能の無い事に気付かされたとか、重篤な怪我を負ったとか。そこは重要じゃない。
重要なのは、そんな時、人がどんな事を考えるのかだ。
自分自身を責める? これも運命だと受け入れる? それとも……その裏切ったものを恨む?
どれも有り得るだろう。どころか、これら以外にも無数の可能性がある。人は皆それぞれ違っているのだから、しっかりしたものを決めることはできない。
ただ挙げた三つにしぼるなら、割合としてはその内最初の考えを抱く人が多いのではないだろうか。
自分でそれに打ち込むことを選んだのだから、その結果が最悪のものとなったとしても、自分の責任だと。
SSWiki :
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2
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[sage saga]
2014/06/03(火) 23:07:31.46 ID:rxHh/dJO0
それはとても立派だ。素晴らしいとさえ言える。確かに自責は自暴へと繋がりかねないし、更なる悲劇を導く種子さえも多分に含んでいるが、だとしてもだ。
その考えに至れること自体が、十二分な人格を備えていることを意味しているのだから。
次に多いと思われるのは、運命として受け入れる。これも中々素晴らしい。
以下略
3
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[sage saga]
2014/06/03(火) 23:08:42.35 ID:rxHh/dJO0
_________________________________________________________________
俺は一年ほど前まで、ある団体競技に熱中していた。スポーツだ。それが何であるかは、ここでは伏せておく。
俺はその時中学3年生で、その競技の部活に所属していた。
以下略
4
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[sage saga]
2014/06/03(火) 23:09:49.95 ID:rxHh/dJO0
その頃は毎日が充実していた。少なくとも、俺はそう感じていた。
仲間に囲まれ、楽しく話せる沢山の友達が居て、更に自分が本気になって打ち込めるものが目の前にあったのだから。
もうすぐ卒業、という時になっても尚、俺の心が何かで揺らぐことは殆どなかった。
以下略
5
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[saga]
2014/06/03(火) 23:11:13.31 ID:rxHh/dJO0
それに最初に気付いたのはどうやら俺だったようで、周りはまだ話を続けていた。
話に戻ろうと思ったが、どうしても音のことが気になって、ちらちらとそちらの方を向くのを止めることは出来なかった。
俺が天井の方にばかり目をやっていることを不審に思ったらしいチームメイトが、どうしたのかと声をかけてきた。
以下略
6
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[saga]
2014/06/03(火) 23:12:07.89 ID:rxHh/dJO0
以下略
7
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(SSL)
[sage]
2014/06/03(火) 23:12:52.10 ID:akMuxofV0
なぜか流浪の剣心の最終巻の読み切りを思い出したwwww
8
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[saga]
2014/06/03(火) 23:13:24.44 ID:rxHh/dJO0
ぜえはあと息を吐きながらも、安心感に包まれる俺達。これでもう大丈夫だと、おそらくその場の全員が思っていた。
だがおかしなことに、隕石が地面に衝突する音が一向に聞こえなかった。あの速度から考えるに、今頃はもう衝突していてもおかしくは無い筈なのに。
いやそれどころか、あのジェット噴射の音のような音は未だに鳴り続いていた。
以下略
9
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[saga]
2014/06/03(火) 23:14:22.27 ID:rxHh/dJO0
〜再現映像〜
隕石「ゴオオオオオオオオオオオ」ゴオオオオオオオオ
チームメイト1「な、なんなんだよあれぇ!? 俺達のほうについて来てるぞぉぉ!!!」ダダッ
以下略
10
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[saga]
2014/06/03(火) 23:17:00.82 ID:rxHh/dJO0
京○郎「も、もう追いつかれたってのかよ……」
チームメイト1「直ぐに衝突してくるかと思ったけど、何か普通にプカプカ浮いてるな……」
チームメイト2「何か追い詰めてやったりって言われてるみたいで死ぬほどムカツクな。ぶつかんならとっととぶつかってこいやカス」
以下略
11
:
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[saga]
2014/06/03(火) 23:18:05.98 ID:rxHh/dJO0
京○郎「が、がああああ!?」ジタバタ
チームメイト1「おいおい、大丈夫かよ○太郎!?」
以下略
12
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[saga]
2014/06/03(火) 23:18:40.62 ID:rxHh/dJO0
場面は戻り
京○郎「ぐううううう……」ジタバタ
チームメイト1「しっかりしろ、○太郎! 今病院に連れて行ってやるからな!!」
以下略
13
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[saga]
2014/06/03(火) 23:19:18.46 ID:rxHh/dJO0
チームメイト2「先生呼んできたぜ!」タッタッタ
チームメイト1「でかした!」
先生「皆、遅れてごめんなさいね! それで、須賀君の状態は……」
以下略
14
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[saga]
2014/06/03(火) 23:21:01.63 ID:rxHh/dJO0
その後、俺は病院へと担ぎ込まれた。
先生の応急手当のお陰もあって傷はそこまで酷くはならなかったが、それでも決して軽いものではなく、結局俺はその“競技”を続けることが出来なくなってしまった。
それから暫くは、病院のベッドに縛り付けられながらまずい飯をただ口に運ぶだけの毎日を送った。周りは誰もが老人で、半分植物人間のようになりながら寝込んでいる。
以下略
15
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[saga]
2014/06/03(火) 23:21:33.73 ID:rxHh/dJO0
_________________________________________________________________
俺の中にある、“競技”への恨み。
以下略
16
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[saga]
2014/06/03(火) 23:22:50.91 ID:rxHh/dJO0
<清澄高校麻雀部 部室>
京太郎「……」
以下略
17
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[saga]
2014/06/03(火) 23:24:45.59 ID:rxHh/dJO0
優希「おい、京太郎!」
咲「あ。ゆ、優希ちゃ……」
京太郎「……」ボケー
以下略
18
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[saga]
2014/06/03(火) 23:25:35.74 ID:rxHh/dJO0
京太郎「……いや! 何でもない。さて、と。俺もいっちょ練習に参加するとしますかね!」
優希「ど、どういうことなんだじぇ! 何でもない、じゃ何にも分からんじょ!」
京太郎「何でもないもんは何でもないんだよ。ただまあ、一つ言える事があるとするなら……」
以下略
19
:
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[sage saga]
2014/06/03(火) 23:26:22.44 ID:rxHh/dJO0
これで終わりです
ありがとうございました
依頼出してきます
20
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[sage]
2014/06/03(火) 23:33:54.10 ID:y2LHfysJo
乙ですのだ
21
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[sage]
2014/06/03(火) 23:41:14.20 ID:vjGfzRS2o
シリアスかとおもったらギャグだった
乙
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