過去ログ - 姉「でも、自分がいる場所を失ってしまうこともあるかもしれない」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/14(土) 21:41:43.80 ID:izjnFaTMo

一度両親に「姉ちゃんに何度も殴られている」と言ってみたことがあった。
両親は姉ちゃんを呼び、「どうしてそんなことするの?」とやさしく問いただした。

「ちょっと苛々してて、つい」と姉ちゃんは言った。「ごめんね」と俺に向かって言った。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/14(土) 21:42:53.29 ID:izjnFaTMo

「それにしても江良さん、かわいいよなあ」と亜十羅は言った。「俺も絆創膏がほしいよ」

江良さんがかわいいことには概ね同意見だが、俺は黙っていた。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/14(土) 21:43:52.62 ID:izjnFaTMo




駅の前で亜十羅と別れてから、俺は駅前をぶらぶらと歩いた。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/14(土) 21:44:50.76 ID:izjnFaTMo

「ひさしぶり」ユメちゃんはそう言って象から下り、俺の方に歩いてきた。
「めずらしいね? どうしたの?」

「なんとなくね」と俺は言う。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/14(土) 21:45:48.25 ID:izjnFaTMo

明日来と有栖がボールを持ってくるまでは暇なので、
俺はベンチに腰掛けて、買ってきた本を読んでみることにした。

姉ちゃんはちいさな頃からよく本を読んでいたが、
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/14(土) 21:47:24.28 ID:izjnFaTMo

俺は買ってきた本をてきとうに捲る。
黄ばんだ紙にはびっしりと文字が整列していて、見ただけでくらくらとしてしまう。
けっきょく三ページほど読んでから栞をはさんで、鞄にしまった。

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/14(土) 21:48:27.85 ID:izjnFaTMo

「ろんちゃんとミヤちゃんは、友だちなの?」とユメちゃんが首をかしげる。

「ミヤちゃん?」

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/14(土) 21:50:03.31 ID:izjnFaTMo




ユメちゃんは泥まみれになった明日来と有栖を連れて帰っていった。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/14(土) 21:50:55.14 ID:izjnFaTMo

「嘘じゃないって、あの三人に訊いてみてよ。
わたしは嘘をつかないことで有名なんだよ」

「嘘をつかないことで有名っていうのが嘘だったりするんじゃないの?」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/14(土) 21:53:09.64 ID:izjnFaTMo




うちはどこにでもあるサイディング張りの一軒家だった。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/14(土) 21:54:29.88 ID:ePOPKBq4o
うわつまんね


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