過去ログ - ほむら「わたし」
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72: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:28:30.75 ID:+4t1wRMgo

 私にはそれは自明のことに思えた。

 まどかが現世で生を過ごす時間を円環の理の存続が邪魔するならば、壊れてしまえばいい 

以下略



73: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:31:30.82 ID:+4t1wRMgo

「まどかが人として幸せに生きて完結することを邪魔する世界なら、
まどかが死んだあといっそ壊れてしまってもなんら惜しくないと思わない?」

「それはあなたの意見ね。私とは違う。私はまどかを守る。彼女を守れる私になりたい。
以下略



74: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:32:57.71 ID:+4t1wRMgo

 さて、どうやって殺すか?

 向かってくる四人を迎え撃つ私に、露ほどの迷いもない。

以下略



75: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:34:41.57 ID:+4t1wRMgo
〜☆

 残照が赤黒く空と雲を塗りつけていた。

 彫刻などの飾りはないシンプルで大きな噴水。
以下略



76: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:37:03.54 ID:+4t1wRMgo

 私たち二人の関係は、円満なようでなぜか奇妙にデコボコしていた。
でも、事情があって現在一人暮らしをしている点では少なくとも一致している。

 これから夜の時間が来ても門限を両方気にしなくていい。
以下略



77: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:39:39.13 ID:+4t1wRMgo

 私は己の心臓の辺りに手を当てた。

 その鼓動は手に伝わらなかったけど、そんなことは重要じゃない。

以下略



78: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:42:16.24 ID:+4t1wRMgo
「ええ、考えてみました。でも、やっぱり私は魔法少女になりたい。
えっと、魔法少女になれる人って少ないじゃないですか。他の必要な役割だったら、もっと他にできる人が一杯いる。
だけど、素質があって、願いがあって、年頃の女の子。
自分の魂をソウルジェムにすることを厭わない女の子は少ない」

以下略



79: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:45:28.06 ID:+4t1wRMgo

 巴さんは厳しい目で私を見ていた。

 ダメって言われるかな、って一瞬思って、多分言われないはずと仮定を取り消す。

以下略



80: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:48:22.24 ID:+4t1wRMgo

 本当にそうなのだろうか?

 痛いのは嫌だけど、戦って死ぬことそのものは、そんなに恐ろしいことだとは思わない。

以下略



81: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:51:21.99 ID:+4t1wRMgo

「巴さんは一人で、これまでそれを成し遂げてきてるじゃないですか」

「ずっと一人でやってきたからこそわかるのよ」

以下略



82: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:52:28.71 ID:+4t1wRMgo

 発作的に言ってから、なんて身の程知らずでおこがましいことを言ったんだろうと思った。

 まだ魔法少女になってもいないのに、実際になって自分に何ができるのかもわかっていないのに。

以下略



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