過去ログ - ほむら「わたし」
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75: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:34:41.57 ID:+4t1wRMgo
〜☆

 残照が赤黒く空と雲を塗りつけていた。

 彫刻などの飾りはないシンプルで大きな噴水。
以下略



76: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:37:03.54 ID:+4t1wRMgo

 私たち二人の関係は、円満なようでなぜか奇妙にデコボコしていた。
でも、事情があって現在一人暮らしをしている点では少なくとも一致している。

 これから夜の時間が来ても門限を両方気にしなくていい。
以下略



77: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:39:39.13 ID:+4t1wRMgo

 私は己の心臓の辺りに手を当てた。

 その鼓動は手に伝わらなかったけど、そんなことは重要じゃない。

以下略



78: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:42:16.24 ID:+4t1wRMgo
「ええ、考えてみました。でも、やっぱり私は魔法少女になりたい。
えっと、魔法少女になれる人って少ないじゃないですか。他の必要な役割だったら、もっと他にできる人が一杯いる。
だけど、素質があって、願いがあって、年頃の女の子。
自分の魂をソウルジェムにすることを厭わない女の子は少ない」

以下略



79: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:45:28.06 ID:+4t1wRMgo

 巴さんは厳しい目で私を見ていた。

 ダメって言われるかな、って一瞬思って、多分言われないはずと仮定を取り消す。

以下略



80: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:48:22.24 ID:+4t1wRMgo

 本当にそうなのだろうか?

 痛いのは嫌だけど、戦って死ぬことそのものは、そんなに恐ろしいことだとは思わない。

以下略



81: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:51:21.99 ID:+4t1wRMgo

「巴さんは一人で、これまでそれを成し遂げてきてるじゃないですか」

「ずっと一人でやってきたからこそわかるのよ」

以下略



82: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:52:28.71 ID:+4t1wRMgo

 発作的に言ってから、なんて身の程知らずでおこがましいことを言ったんだろうと思った。

 まだ魔法少女になってもいないのに、実際になって自分に何ができるのかもわかっていないのに。

以下略



83: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:54:42.50 ID:+4t1wRMgo
〜☆

 マミさんと私は、余所の魔法少女から救援の要請を受けて、見滝原から離れたある地方都市にやって来ていた。

 私たちと、様々な思惑を抱きながら他に馳せ参じた魔法少女たち、地元の魔法少女の力を結集してもなお、
以下略



84: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 21:58:30.62 ID:+4t1wRMgo

 ここぞとばかりに前から畳みかけてきた魔獣三匹を、彼女は傷を負いながら渾身の砲撃で消し飛ばした。

 しかし、その背後、死角に立った大型の魔獣が、後頭部を狙いビームを放つ構えを見せている。

以下略



85: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/28(月) 22:02:09.83 ID:+4t1wRMgo

「暁美さん!」

 私の頬を掠めて弾丸が魔獣に射出された。

以下略



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