過去ログ - とある幻想の一撃男(とある×ワンパンマン)
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2014/08/03(日) 05:14:42.40 ID:g4FKKuxko
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「ソーメンありがとう。美味しかったんだよ!」
「そりゃどうも。あの店員も大喜びするだろうな」
近場の公園にあるベンチに腰を掛け、まるで飲み物を飲むような勢いでソーメンをかきこんだインデックスは、上条の持っているソーメンに視線を向けながら感謝を示した。
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2014/08/03(日) 05:15:56.25 ID:g4FKKuxko
「じゃあさ、インデックス。お前を“こっち”まで引き上げたら良いんだな?」
念を押すように、上条は問いかける。続いて、ジロリと何処か虚空を見上げた。
直線距離にして五十メートルはあろう場所にある、周りよりも一際高いオフィスビルの屋上に視線を向けた。
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2014/08/03(日) 05:17:58.90 ID:g4FKKuxko
その瞬間。
パシッと小さな音が響き渡った。
「……!」
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2014/08/03(日) 05:19:19.75 ID:g4FKKuxko
「捕まえたぜ、魔術師……!!」
「それは、こちらの台詞です」
ピンと、空気が一瞬にして張り詰めた。周囲から人が払われた事もあって辺りは静寂に包まれている。
しかし、それ以上の“何か”が二人の間には渦巻いていた。
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2014/08/03(日) 05:21:27.47 ID:g4FKKuxko
「……うるっせえんだよ、ド素人が!!」
唐突に、神裂から放たれていた丁寧で鋭い武術然とした攻撃が、荒々しくなった。
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2014/08/03(日) 05:22:24.33 ID:g4FKKuxko
「……私は……負けたのですね」
流石に勝ったろうと思っていた上条すらも、ムクリと起き上がった彼女に対して驚きを露にする。
しかし、彼女から戦意は感じられない。それどころか何処か吹っ切れた面持ちを浮かべていた。
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2014/08/03(日) 05:23:04.39 ID:g4FKKuxko
「だから、記憶を消さなきゃならない理由を見つけりゃ良いだろって言ってるの上条さんは!! お分かり!?」
「だから、完全記憶が原因で脳の容量を圧迫してるって言ってるじゃないですか!! 何故分からぬのです!?」
このままでは埒が開かないと、上条は携帯電話を取り出してアドレス帳を開いた。
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2014/08/03(日) 05:23:59.09 ID:g4FKKuxko
「そら見た事か! 上条さんは科学の人なので、完全記憶の所為で死んじゃうなんてオカルト認めません!!」
「ですが上条当麻! 貴方こそ初めは信じていたではありませんか! それに、彼女は一年周期で記憶を消さなければ、本当に苦しんじゃうんですよ!? その理由が完全記憶能力でなければ、一体何なのです!?」
「……そこなんだよ、俺が気になってんのは」
十万三千冊と言う魔道書。詳細は分からないが、魔術師にとって重要な本であるという事は上条にも分かる。
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2014/08/03(日) 05:25:37.73 ID:g4FKKuxko
・ ・ ・
「……それで、これから一体どうするんだい? 言っておくがインデックスに残された時間は精々三日か四日だ。こうなると残りの時間、上の連中はすっとぼけるに違いないだろう。それで僕らがインデックスの記憶を消して帰還した所で、僕らの持つ都合の悪い情報を消す、何てこともあってもおかしくない。必要悪の教会ネセサリウスとは、即ちそういう場所だ」
頭に大きなたんこぶを作った赤いロン毛の魔術師、ステイル=マグヌスはオフィスビルの手すりに寄りかかって不快げに淡々と状況を説明した。
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2014/08/03(日) 05:26:51.89 ID:g4FKKuxko
「そうだな。隠すような事でもねえし、教えよう……しっかり聞いとけよ」
彼女の真摯な視線に応えるべく、上条は姿勢を正して真正面から神裂を見据えた。
「いいか? 重要なのは、このハードトレーニングを最後まで続けられるかどうかだ」
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2014/08/03(日) 05:28:20.82 ID:g4FKKuxko
本当に辛かったんだ! と崩れ落ちるように跪いた。
悔しそうに地面を叩くと、地面にひびが入ると共にオフィスビルが小さく揺れた。
それに煽られるようにインデックスの身体も踊る。ステイルはインデックスが無邪気に上条へじゃれ付いているのを見て、嫉妬が八割を占める怒りを露にした。
「と言うかインデックス、君は何をしているんだ! そんな男に何時までもくっついてたら駄目だろう!?」
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