過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:04:36.60 ID:0Wnj0Qzk0
部活を終え無事帰宅した俺は、早速部屋にこもってLINEをしていた。
さすがに徹夜で寝坊させてしまったにも関わらず、俺からLINEを送るようなことはしない。LINEは雪ノ下からだ。
まあ本当は断ってとっとと寝かせるべきなんだろうが……。少しくらいなら大丈夫だろう、うん。今日は早めに切り上げる予定だし。予定というか夜遅くまで続けようと思っても俺の体力がもたない。
以下略
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:08:02.16 ID:0Wnj0Qzk0
朝会って話すのをやめてから、なんだか変だ。
授業中、休み時間、登下校。さらには家にいるときまで雪ノ下のことばかり考えている。
今まではこんなことはなかったというのに、なまじ朝にあれだけ直接会って話し込んでしまったせいか、部活中とLINEでしかやり取りがなくなって物足りなくなってしまったのかもしれない。
以下略
931
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:08:59.21 ID:0Wnj0Qzk0
雪乃「それでは行きましょうか」
八幡「ああ……なあ雪──」
雪乃「由比ヶ浜さん、今日も下駄箱で……あ、ごめんなさい比企谷君。なにかしら?」
以下略
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:16:32.59 ID:0Wnj0Qzk0
二人で鍵を返しに行き、帰路につく。押している自転車の重みを腕で感じながら、俺は雪ノ下に話しかけた。
八幡「……変な感じだな。朝一緒にいることはあっても、こうやってお前と一緒に帰るっての珍しいし」
雪乃「そうね。けれど、それを言ったら最近は珍しいことだらけではないかしら」
以下略
933
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:21:32.13 ID:0Wnj0Qzk0
俯いた彼女は声を震わせながらそう言った。やがて小さな声で話始める。
雪乃「この気持ちを伝えようと思って何度も挑戦したけれど……いつも怖くなってなにもできないままだったわ。けれど、由比ヶ浜さんがくれたこの機会を無駄にしてはいけないと思って……それでも、言うことが出来なかった」
雪ノ下の手は震えている。声も先程より震えているが、彼女はその独白を続ける。
以下略
934
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:24:07.02 ID:0Wnj0Qzk0
11ようやく彼と彼女の想いは繋がる 終
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:26:45.33 ID:0Wnj0Qzk0
エピローグ
結衣「やっはろー……」
元気のない挨拶と一緒に由比ヶ浜が部室に来た。遠慮がちな挨拶と同じくらい由比ヶ浜はオドオドしており、中々部室内に入ってこようとしない。
以下略
936
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:27:45.52 ID:0Wnj0Qzk0
雪乃「奉仕部には……いえ、私たちにはあなたが必要なの」
雪ノ下のその言葉は反論を許さないほど強く言いきられていた。だが由比ヶ浜は小さく「でも……」と呟いている。
そっと、静かに雪ノ下が立ち上がった。そのまま由比ヶ浜へ近づいていき、何をするのかと思いきや……まるでいつもの由比ヶ浜にされているように、由比ヶ浜へ抱きついていた。
以下略
937
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◆itPh.0zEvU
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2016/05/01(日) 21:29:56.80 ID:0Wnj0Qzk0
ようやく奉仕部の部室にいつもの雰囲気が戻ってきた。
今思えばLINEを始めたのがきっかけだった気もするし、あれがなくてもこんな風になっていた気もする。
ここまでくるのに随分と遠回りをしたものだ。
以下略
938
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◆itPh.0zEvU
[saga]
2016/05/01(日) 21:31:15.26 ID:0Wnj0Qzk0
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。終
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