過去ログ - 昼下がりの女子中学生 百合ver
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108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/10(日) 14:18:59.83 ID:yLKBdb/vo
昼寝中かな
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 14:21:40.34 ID:hOlQShf80
カレンダーを見ることも、テレビを見ることも、時間を追うこともだんだんと少なくなっていた。
いつからだろう。一緒に追う人がいないからか。
「ちーちゃん、今年は浴衣来てもらうからね」
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 14:24:26.17 ID:hOlQShf80
>>108
別の作業してるから、亀更新
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 14:50:11.18 ID:hOlQShf80
その後も他愛もない話で時間は潰れていき、陽も沈み始めた頃、谷川は帰宅した。
明日、谷川とキャプテンがどんな状態になっているのか。それは、明日もウイッグを被ってみないと分からない。
「落ち着いた子だね、谷川さん」
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 15:16:26.12 ID:hOlQShf80
小さい頃からおばあには心配ばかりされていた。
3食ちゃんと食べたかとか、学校は行っているかとか、そんなことばかり聞いてくる。
「早く良くなったらいいんだけど……」
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 15:39:58.69 ID:hOlQShf80
「……私、甘えたら面倒くさいよ」
「いいの」
「で、でもね……ちーちゃんに甘えるのも照れ臭いと言いますか」
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 15:54:59.86 ID:hOlQShf80
「想像しなかった?」
彼女は顔を伏せた。
背中をさすってやりながら、耳を舐める。
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/10(日) 16:03:49.44 ID:gDNvzgrd0
すばらしい!!
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 16:08:39.22 ID:hOlQShf80
「顔、だらしないけど?」
「うッ……やだ、見ないでえ」
腕で自分の顔を隠しながら、伊藤さんは後ずさりする。
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 16:37:37.33 ID:hOlQShf80
「私、男の子だったら良かった」
両腕を服の上から胸に這わせる。
羽毛を詰め込んだようだ。彼女の身体はとても柔らかい。
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/10(日) 16:55:56.25 ID:hOlQShf80
それから、7月は急速に終わりを告げた。猛暑と台風を何度か乗り越えた8月。
谷川とキャプテンは相変わらずだった。恋愛のアドバイスができる程私には経験がなかったし、部活終わりに襲われたと呆れながら述べる谷川の顔はそこまで嫌悪もなかったので、まあいいかと放っておいた。
思春期だし、しょうがないじゃん、と一蹴すると怪訝な目で見られた。
カンが良さそうだから気づかれたかもしれない。
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