過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」
↓
1-
覧
板
20
246
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 02:38:19.76 ID:kpdyAUcAO
グラハム「……世界中に半鎖国を強いるほどの深海棲艦を軽視、だと? 楽観視にも限度がある」
叢雲「奴らは自分達の巣である【泊地】を持つわ」
叢雲「その【泊地】から離れ過ぎない勢力展開を行う奴らに対しては、水際での対処と泊地形成直後の奇襲が基本だと判明した時期でもある」
以下略
247
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 02:39:21.73 ID:kpdyAUcAO
そう、それが憲兵隊所属の対艦娘陸戦カラテ制圧超人部隊。
【ケンペイ】である。
以下略
248
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 02:46:51.52 ID:kpdyAUcAO
そう、ケンペイという存在を恐ろしいものだと語る人は少なくない。
かつての世界を取り巻いていた腐敗と狂信の手先だったと知る者は、怒りと共に彼らを睨みつけるだろう。
私でも知っている、あの忌まわしい【第二次太平洋征伐】を経て凋落したにも関わらず、人粋派の根底は何も変わらなかったのだ。
彼らに向けられる視線が鋭くなるのは、必然といえるだろう。
以下略
249
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 02:49:07.56 ID:kpdyAUcAO
グラハム「感謝する、叢雲。気を遣わせてしまったようだ」
叢雲「貸しにしとくわ。出世払いで返して頂戴」
以下略
250
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 02:52:24.67 ID:kpdyAUcAO
叢雲「分からないわ。私はその子のことを何も知らないもの、憶測で感情を乱すほど愚かではないつもりよ」
叢雲「ただ……それがどうあろうとも、再び相対したその時は」
叢雲「司令官、あなたには提督として相応しい状況判断を求めるわ」
以下略
251
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 03:00:22.08 ID:kpdyAUcAO
――昨晩、ホンシ・ハイウェイ――
マリダ「ドーモ、はじめまして。憲兵隊のマリダです」
以下略
252
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 03:04:58.96 ID:kpdyAUcAO
ゴウランガ! マリダはスパイダー・ウェブに片手でトンボめいて円回転を付与!
右手にのみそれを巻きつけ、全身拘束を無力化していたのだ!
蜘蛛の糸の軽さが招いた戦術的弱点を、状況判断により瞬時に利用!
勝利を確信したサンドージュの鳩尾に、カウンターのポン・パンチを浴びせたのだ! ワザマエ!
以下略
253
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 03:16:08.60 ID:kpdyAUcAO
あきつ丸の探照灯の調節弱光に照らされたマリダのメンポには、まるで金属のような鈍い光沢と【憲】【兵】の威圧的な二文字が刻まれていた。
しかし、すぐに波が引くかのようにそれは元の布の質感と表面に戻っていく。
それは言わばマリダの戦闘形態、ケンペイ装束にカラテが満ちた証拠であった。
以下略
254
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 03:45:10.28 ID:kpdyAUcAO
憲兵隊の特殊工作戦車・ケニにサンドージュを積み込み、部下に後のことを任せた二人。
これから彼はスガモ・プリズンのケンペイ収容施設に収監され、モータルに悪事を働けぬようカラテを簒奪されることになるだろう。
インガオホー。そう呟いたマリダの眼差しは、彼ではなく夜空の砲口めいた月に向いていた。
少女の果てた夢を追う、哀れな大人の女性の瞳。
以下略
255
:
◆WHzNz9zb1A
[sage]
2015/08/04(火) 03:45:58.71 ID:kpdyAUcAO
次こそは、ここの展開を終わらせたい
ではまた
256
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/08/05(水) 20:43:58.27 ID:sEGlmTd8O
乙乙
この作りこみ、好きだぜ
304Res/205.10 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 叢雲「落ち着きが無いわね。大丈夫?」グラハム「私は我慢弱い」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1408566925/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice