過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/07(日) 13:46:45.12 ID:cH9zYhEOO
面白い


104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 19:45:29.13 ID:cp5pogPl0
勇者「……」

 城、勇者の自室。

 キングサイズのベットに腰を下ろし、闇の中、壁にでかでかと掲げられた太陽の紋章を、勇者は一人、ぼんやりと見つめていた。
以下略



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:46:40.40 ID:cp5pogPl0
 自分の息遣いが、いやに大きく聞こえる。

女戦士「……」

 女戦士は震える体を何とか抑えつけようと、両手で体を抱いた。
以下略



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:47:11.25 ID:cp5pogPl0
 時間にして10分ほどたっただろうか。

 女戦士は、戦場のど真ん中に立ち、あたりを見渡した。

 岩の森とも言われるこの岩礁地帯には、10メートルを超える岩石がいくつも無造作に転がっていた。
以下略



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:47:44.09 ID:cp5pogPl0

 勇者不在の半年の間に、魔物の進撃は行われ、現状世界の7割は魔族の手に落ちた状況であった。

 しかし、解放された勇者の働きにより、魔物の勢力図は瞬く間に後退する。

以下略



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:48:17.04 ID:cp5pogPl0
女戦士「やーみんな、ただいまー」

 女戦士は朗らかに笑いながら、村の人々に手を振った。

 広間に集まっていた村人たちが、一様に驚きの目で、女戦士を迎えた。
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:49:30.98 ID:cp5pogPl0
村人(男)「本当に……勇者なのか?」

 村人(男)は、疑わしげな視線を、勇者へ向ける。

女戦士「ほら、勇者様、なんか証拠だして、このままじゃ村のみんなが信じてくれないよう」
以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:50:12.49 ID:cp5pogPl0
 勇者の腕を抱いたまま、女戦士は勇者を無理やり引きずってゆく。

 村人達も茫然とその姿を見送っていた。

村人(男)「相変わらずだな……あいつは」
以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:57:43.55 ID:cp5pogPl0
 しばらくの沈黙の末、勇者が口を開く。

勇者「……わざとらしいな」

弟「! ……あのっ」
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:58:09.24 ID:cp5pogPl0
女戦士「……!」

 扉を開けたすぐ横で、腰の剣に手をかけた女戦士と目があった。

勇者「…騙しうちでどうにかなると思ったのか?」
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:59:27.79 ID:cp5pogPl0
 山奥の洞窟、勇者はそこでひたすらに待った。

 ここで来るかどうか、それが、何よりも大事だった。

 女神の信徒には、ある特徴がある。
以下略



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