過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:48:08.78 ID:0i+UKr460
 腕や足が、関節を無視してねじ曲がり、体が球状に歪んでいた。

 痛覚が全開で悲鳴を上げるが、意識が飛ぶことはなかった。

 例えではなく、実際に体が歪に曲げられているのだ。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:49:49.57 ID:0i+UKr460
……

戦士「まーた化粧なんてして、俺には理解できん」

 馬車の上、手綱を握りながら、隣に座る魔法使いへ戦士はため息を吐いた。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:50:48.40 ID:0i+UKr460
魔法使い「あ、なーによ僧侶、あんた笑っちゃってないで一緒にこの馬鹿なんとかしなさいよ」

僧侶「えっ いえ、私にはどうしようも……」

 ごにょごにょと僧侶は困ったように言葉にならない言葉を並べる。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:51:18.76 ID:0i+UKr460
「……ッ」

 魔法使いの悲痛な叫びが耳から離れない、それは勇者の胸の締め付ける。

 その痛みは、爪を剥がされた手足の痛みを、折檻により痛めつけられた体の痛みを凌ぐほどの苦痛を勇者にもたらした。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:52:17.05 ID:0i+UKr460
……

「ぴー、ぴー」

「そう怖がるなよ、友達になろう」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:53:45.53 ID:0i+UKr460
――……

神官「……勇者」

 教会、ステンドグラスからそそぐ光に目を細め、勇者は静かに、自由の利く体を噛みしめた。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:55:54.35 ID:0i+UKr460
僧侶「あー」

勇者「……」

 教会の個室で、床にペタリと腰をつけ、だらしなく涎を垂らしながら、彼女は天井を見つめていた。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/03(水) 21:58:59.15 ID:0i+UKr460
今日はここまで。 前回、魔力が魔翌力になるとは考えもしませんでした。
次も明日か明後日に投稿します。 
それでは



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/03(水) 21:59:39.34 ID:lVm4i45Vo
乙なんだよ


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/03(水) 21:59:40.24 ID:aFOoipTeo



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/04(木) 07:17:56.84 ID:Y8/VB2jGo
魔法使いつらすぎワロタ


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