2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/05(日) 22:41:49.03 ID:/Y9zbEgw0
期待
3: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/05(日) 22:42:23.40 ID:DDpn0WSro
ズシン、ズシン、と、遠くから重くて低い足音が聞こえる。
日が傾き、向こうの山の陰に隠れてすぐ。私は身動きできず、山の真ん中の岩場で、その音を聞いていた。
4: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/05(日) 22:43:12.64 ID:DDpn0WSro
そして、どれくらい時間が経ったか、袋から出してもらえた私は、ここにいた。
村長たちは私に鎖と手枷をつけて、せめてもの情けだ、と言ってダガーを持たせて、そそくさと山を下りて行ってしまった。
5: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/05(日) 22:44:10.61 ID:DDpn0WSro
怖くて、怖くて、叫ぶことさえもできなかった。
「ドウシタ…?」
6: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/05(日) 22:45:41.99 ID:DDpn0WSro
「コノ山、アブナイ。スグ帰レ」
トロールは私にそう言った。
7: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/05(日) 22:46:45.07 ID:DDpn0WSro
とりあえず短いですが…ここまでです。
これから書いていきます。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/05(日) 23:50:18.20 ID:5XzRygdYo
期待
9: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/06(月) 01:55:03.57 ID:l+3sZe1fo
10: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/06(月) 01:55:52.47 ID:l+3sZe1fo
私はその後ろ姿を見送ってから、妖精さんの方を振り返る。
妖精さんは不思議そうな顔をして私を見つめていた。
11: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/06(月) 01:56:41.80 ID:l+3sZe1fo
「そ、それ…虐められてついちゃったの?」
私が聞いたら、妖精さんはちょっと悲しそうな顔をしてまた、コクン、とうなずいた。
12: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/06(月) 01:57:24.26 ID:l+3sZe1fo
妖精さんが、洞穴の出口の脇を指さした。
そこには大きな横穴がある。妖精さんは私がそこを見たのを確かめるとまたさっきのガオーをやってから、羽をパタパタさせて空中で横になって眠る真似をした。
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