6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 03:54:54.64 ID:8aCZMlRr0
「そうですか、蛙なら……」
不気田が、由美子を見てニヤニヤと笑う。由美子はそんな不気田に悪寒を感じた。
「き、気味が悪いわね! もう私帰るわ!」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 03:56:03.70 ID:8aCZMlRr0
由美子が自宅に着くと同時に、ポツポツと雨が降り始めた。
降る前に帰れて良かった、と傘を持っていなかった由美子は胸を撫で下ろす。
由美子は、自宅で見る雨は好きだった。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 03:57:33.26 ID:8aCZMlRr0
蛇に餌をあげ終えると、由美子は自分の部屋に戻りベッドに寝転んだ。
いつもより、格段に心身共に疲れていた。
不気田を間近で見たせいかもしれない。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 04:00:25.19 ID:8aCZMlRr0
思わず、後退る。
これは……蛙の手? しかし、こんな大きな蛙は見たことがない。
「由美子さん……」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 04:04:59.03 ID:8aCZMlRr0
「何で、何で不気田が蛙に……!!」
「待ってよぉ、由美子さん」
不気田が追ってくる。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 04:07:34.53 ID:8aCZMlRr0
不気田の顔が、悲しみに染まっていく。
「そっか……」
一瞬緩んだ手の力に、由美子は腕を引いて不気田の手から逃れた。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 04:09:14.29 ID:8aCZMlRr0
「由美子さん……」
不気田は、由美子が死んだショックのせいで、翌日の学校でも涙を流したままだった。
涙と鼻水でグショグショなので、顔を洗いにいこうと、トイレへと向かった不気田だったが……。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 04:10:45.45 ID:8aCZMlRr0
昔書いたSSの焼き直しです
角川は不気田シリーズの完全版早く出してくれ、中古でも高いんだよあれ
html依頼してきます
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/06(月) 09:06:55.92 ID:QmtEP6AS0
まさかの不気田SS…乙!
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/06(月) 19:53:44.66 ID:ZTcryE8AO
犬木加奈子だっけ?変わったの来たなあ。
良かったらシリーズ化して。
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