過去ログ - 響「行きつけのお店」
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15:1[saga]
2014/10/10(金) 23:18:18.71 ID:M6pjPsFx0

・ ・ ・ ・ ・

 
セーターを作るのに手間は必要無い。
以下略



16:1[saga]
2014/10/10(金) 23:19:29.91 ID:M6pjPsFx0

次に行った作業は、毛糸の厳選だった。
作るという意気込みを更なる意欲に繋げる為には、素材もそれなりの物を選ばなくてはならない。
誰かの為に作るとなると尚更だ。

以下略



17:1[saga]
2014/10/10(金) 23:20:19.99 ID:M6pjPsFx0

ワンピースの上に着る事も出来、カジュアルな着こなし方になる。
あの地味目なワンピースを彩る為に、少しばかりの装飾も混ぜるといった工夫も忘れない。

しかしそれではファッションとして機能するだけであって、これからの季節に対応出来るとは言い難い。
以下略



18:1[saga]
2014/10/10(金) 23:21:27.69 ID:M6pjPsFx0

・ ・ ・ ・ ・


「じゃん、これなーんだ?」
以下略



19:1[saga]
2014/10/10(金) 23:22:38.74 ID:M6pjPsFx0

「うわぁ…………!!」

オレンジを基調にし、白の毛糸で作った花のモチーフを各所にあしらったチュニック。
編み目の隙間を出来るだけ埋め、防寒対策もそれなりに機能した出来栄えになった。
以下略



20:1[saga]
2014/10/10(金) 23:23:08.01 ID:M6pjPsFx0

「あぁぁもう、ほら落ち着いて!」

着させるのを手伝うと、先程までの悪戦苦闘はなんだったのか。
あっという間に腕は肩口を抜け、見事お洒落に成功した。
以下略



21:1[saga]
2014/10/10(金) 23:23:47.17 ID:M6pjPsFx0

きっと飛び跳ね始めるんだろう、いつもの事だ驚きはしない。
驚きはしないが、慣れてしまうほど少女と一緒に居た時間が多かった、という点には驚いてしまう。
それに気を取られて、少女のタックルに気付くことが出来なかった。

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/10(金) 23:23:47.93 ID:wi4hIy680
ロリがロリにメジャー巻いてたって遊んでると思われて終わりっしょー


23:1[saga]
2014/10/10(金) 23:24:36.96 ID:M6pjPsFx0

「いや、たまには洗って欲しい」、とはとても言える雰囲気ではなかった。
少女の満開の笑顔は、今まで見たことの無い程輝いて見えた。

そうだ、あの時服を作ってあげようと思ったのは憐れみではないんだ。
以下略



24:1[saga]
2014/10/10(金) 23:25:16.22 ID:M6pjPsFx0

・ ・ ・ ・ ・


少女と会ってから、どれくらいの時間が経っただろう。
以下略



25:1[saga]
2014/10/10(金) 23:27:34.93 ID:M6pjPsFx0

始めの一週間は、都合が合わないだけと思い、さして気にも留めなかった。
しかし二週間が経つと、何かあったのだろうかと心配で何度も店を覗きに来た。
そして、一ヶ月経ったくらいで、別れが来たんだとなんとなく気付いた。

以下略



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