過去ログ - 響「行きつけのお店」
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24:1[saga]
2014/10/10(金) 23:25:16.22 ID:M6pjPsFx0

・ ・ ・ ・ ・


少女と会ってから、どれくらいの時間が経っただろう。
以下略



25:1[saga]
2014/10/10(金) 23:27:34.93 ID:M6pjPsFx0

始めの一週間は、都合が合わないだけと思い、さして気にも留めなかった。
しかし二週間が経つと、何かあったのだろうかと心配で何度も店を覗きに来た。
そして、一ヶ月経ったくらいで、別れが来たんだとなんとなく気付いた。

以下略



26:1[saga]
2014/10/10(金) 23:28:21.50 ID:M6pjPsFx0

どうやら自分宛ての、ファンからの贈り物らしい。

プロデューサーへの返事を待ってもらって、小包を開く。
正方形の、無地の箱だった。 なんとなく、見覚えがあった。
以下略



27:1[saga]
2014/10/10(金) 23:28:55.93 ID:M6pjPsFx0

手にとって広げてみると、あまりの出来栄えに笑みがこぼれる。
袖は無駄に長く、丈は逆に縮まってしまっている。
お世辞にも綺麗とは言えない、明るい青で統一されたセーターがそこにあった。

以下略



28:1[saga]
2014/10/10(金) 23:29:49.31 ID:M6pjPsFx0

内容は、至って普通の物だった。
実は片親だったらしく、父親が居なかったそうで、母親が再婚した兼ね合いで、
急な引越しがあったらしい。 その所為で会う事が出来なくなったらしい。
事故があった訳じゃなくて良かった、ほっと胸をなでおろす。
以下略



29:1[saga]
2014/10/10(金) 23:30:17.34 ID:M6pjPsFx0

「ひびきちゃんが作ってくれたふくは、わたしを幸せにしてくれます。
 わたしも、いつかみんながうれしくなるようなふくを作れるようになりたいから、
 がんばってふく屋さんになりたいです。 そのときは、ひびきちゃんも来てね」

以下略



30:1[saga]
2014/10/10(金) 23:33:07.44 ID:M6pjPsFx0

・ ・ ・ ・ ・


今日は、とあるバラエティ番組のゲストとして呼ばれていた。
以下略



31:1[saga]
2014/10/10(金) 23:33:35.13 ID:M6pjPsFx0

「…………あぁ、行ってこい!」

言っても無駄と理解したのか、不服そうな顔をしながら納得したようだ。
スタッフの合図と共に背中を押されると、床を鳴らしてテレビの内側に入った。
以下略



32:1[saga]
2014/10/10(金) 23:34:37.11 ID:M6pjPsFx0

「なんか、今日の服凄いね響ちゃーん!!」

ならば、あの少女の為に自分がやる事は一つしかない。
少女の夢の灯火を消さないように、自分が目印になれば良いんだ。
以下略



33:1[saga sage]
2014/10/10(金) 23:35:41.49 ID:M6pjPsFx0
ここまで読んでくださって有難う御座いました。
響お誕生日おめでとう!!!!

投下の行間隔結構ミスった。


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/10(金) 23:36:57.04 ID:wi4hIy680
おつ
響にマフラー編んでもらいたい


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