12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 17:58:12.18 ID:VgB7duhgo
女性のすぐ側で着替えるというのは初めてだったが、なかなかに緊張する。
と言っても、店側から借りたワイシャツを着ただけだが。
「着替えましたよ」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 18:52:19.68 ID:VgB7duhgo
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「酒瓶がたくさん並んでましたね。お昼も出してくれてもいいのに」
「まぁ、機会があればまた夜に行きましょう」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 20:52:44.69 ID:VgB7duhgo
……あれ。 今の、ひょっとして冗談の域を越えてなかったか?
つまりその、よく考えたら楓さんも俺がスカウトした人な訳で。
恐る恐る楓さんの方を確認すると、ぷくーと頬を膨らませていた。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 23:04:33.12 ID:VgB7duhgo
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「はい、どうぞ」
「すみません、何だか甘えてしまって」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 23:10:50.68 ID:VgB7duhgo
「お。渋谷さんだ」
「えっ?」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 23:25:09.14 ID:VgB7duhgo
これまでとは違う、真剣な声色だった。
驚いて楓さんを見つめると、楓さんもその神秘的な瞳で真っ直ぐに見返してくる。
それからポスターへ向き直ると、渋谷さんの足下へじっと視線を注いでいた。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/12(日) 23:54:28.82 ID:VgB7duhgo
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「シンデレラガールの3人は決定として、後は……事業部ごとの裁量に任せるか?」
雑多な資料を机のあちらこちらに山積みにしながら、ひたすらにキーボードを叩き、ペンを走らせる。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/13(月) 00:23:40.47 ID:b1cDtj/4o
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広がる人工芝を見ていると、一瞬外にいるのかと錯覚してしまう。
よく見れば平面で構成されている宮殿も、ここからだと大きさが掴みにくい。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/13(月) 00:47:19.02 ID:b1cDtj/4o
「すみません楓さん、今の俺には本物を用意するだけの力がありませんでした」
「…………」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/13(月) 08:09:14.80 ID:5+RxTsiL0
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