過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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103:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:17:37.58 ID:agZ8HDU50
勇者「……って、あれ? 神殿復活してなくね?」

僧侶「そういえば、そうですね。加護の高まりを感じられません」

武道家「まだ祠の中に魔物が残っているのか?」
以下略



104:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:19:09.18 ID:agZ8HDU50

 雨が降っている。
 洞窟を抜けたところで、勇者たちは立ち尽くしていた。
 目の前には、一匹の魔物が佇んでいる。

以下略



105:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:19:50.38 ID:agZ8HDU50





以下略



106:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:22:47.64 ID:agZ8HDU50
獣王「さて、まずは…かつての魔王を退けた『伝説の勇者』から受け継ぎしその力を見せてもらおうか」

 獣王はそう言うと両手を広げ、勇者たちを迎え入れるかのような動作をした。

獣王「初撃、我は貴様らの攻撃を防御せん。存分に力を振るうがいい」
以下略



107:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:24:28.03 ID:agZ8HDU50
 つまり獣王の立場からすれば。
 真剣な面持ちをしながら歩み寄って来た二人が突然マッサージを始め。
 気持ちいいと頭を撫でてやったら自ら吹っ飛んで壁に追突し、死んだ振りを始めたのだ。
 ああ、なんて滑稽な。

以下略



108:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:25:04.30 ID:agZ8HDU50





以下略



109:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:26:27.06 ID:agZ8HDU50
獣王「何だ……何だコレはァッ!!!!」

 響いたのは獣王の激高する声。
 武道家、戦士、僧侶、そして勇者―――四人はそれぞれ、地面に倒れ伏していた。

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110:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:27:15.95 ID:agZ8HDU50



 勇者は痛む体を引きずり、身を起こす。

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111:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:28:31.25 ID:agZ8HDU50
 だがそれでも獣王の足は止まらない。

勇者「お、お願いします!! じゅ、獣王様!! あなたを楽しませるためなら、裸踊りでも、何でもしますから!! だ、だから!!」

 獣王の足は止まらない。
以下略



112:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:29:45.01 ID:agZ8HDU50
獣王「いいのか? 殺してしまうぞ? 腹を裂いて腸を啜り、苦悶の表情で首を切り取り晒し者とするぞ?」

獣王「いや、そのためか? 自身が逃げる時間を稼ぐために、それこそが望み通りだと?」

獣王「く、は……はは!! はははははは!!!!」
以下略



113:名無しNIPPER[saga]
2014/12/24(水) 00:31:19.60 ID:agZ8HDU50
 そして、獣王は去った。
 あとには、戦士、武道家、僧侶の三人だけが残される。
 しばらくの時が経ち、もぞもぞと起きあがる影があった。
 戦士だ。

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