過去ログ - ハルヒ「BLって素晴らしいわね」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:06:07.88 ID:tgtZELLQO
「!!…ふぁ…ッ、…」
古泉の口だ、と理解した瞬間跳ね起きた。跳ね起きたつもりだったが身体に力が入らず肩がわずかに浮いただけだった。あまりの刺激に目の前がチカチカする。
「や、だ…!!やめ…ッ、こいず…、」
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2014/11/24(月) 03:07:43.86 ID:tgtZELLQO
「何泣いてるんですか」
阿呆か誰が泣くかと言いかけて、目の淵からぽたりと水が粒状になって零れたことで否定できなくなった。
この歳で人前で泣くなんて。
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2014/11/24(月) 03:08:18.66 ID:tgtZELLQO
「ぅ…、な、何…して……?」
「ここでも感じますよ」
答えになってない。
長い指が躊躇することなくぐっと奥まで侵入してくる。痛みと呼べるほどの痛みはないが、気持ちが悪いことに変わりはない。腰を捩るようにして何とか逃れようと計ると、下手に動くと中が傷つきますよと恐ろしいことを平然と言われて硬直した。
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2014/11/24(月) 03:08:49.06 ID:tgtZELLQO
内臓を直接いたぶられる嫌悪感と、拡げられ擦れる粘膜のひりつくような痛みと、身体の奥の奥から湧き上がる抗えない快楽がない交ぜになって脳髄を焼く。処理しきれない膨大な感覚の波に、俺は古泉の腕に爪を立てることで耐えた。
空気をはらんだ水音が響く。おかしくなりそうだ。
止めてくれ抜いてくれ頼むからとうわ言のように懇願し続けると、散々そこを弄ったあとずるりと指が抜け出ていく。その感覚がまた気持ち悪くて呻いた。
妙な圧迫感がなくなってほっと息をつく間もなく、今度は両足が抱え上げられる。
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2014/11/24(月) 03:09:55.66 ID:tgtZELLQO
「呼吸を止めないでください。…逆に辛いですよ」
辛いのがお好きならどうぞご自由に、などと囁きながら古泉の指が歯を食いしばって耐えていた俺の唇を割ってくる。畜生。咬みついてやりたい。
痛みのあまり引き攣るように空気を拒否する肺に、いびつに酸素を送り込む。古泉の言いなりになるのは業腹だが、この激痛の嵐から逃れられるなら何でも良かった。息をするとそれに合わせてわずかに内壁が緩むのか、しないよりはまだましだ。
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2014/11/24(月) 03:28:25.37 ID:QGKEYDT0O
「や、いや、だ…ッひ、ぁ、…もう、イ…く、いく…!!」
限界を訴えて古泉の背中のシャツを掴む。
呻くような声と、古泉の吐息が耳にかかった。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:29:03.89 ID:QGKEYDT0O
などと言うフロイト先生も以下略な夢を見たというオチをつけたいところではあるのだが、非常に残念ながらこれは現実であり話もまだ続く。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:29:34.31 ID:QGKEYDT0O
謝るところが違うだろ。
剣呑な視線を向けると、古泉が小首を傾げる。
「何がです?」
「謝るんだったら、先にお前がした事に対して詫びるべきなんじゃないのか?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:30:24.29 ID:QGKEYDT0O
「ちょっと、キョン」
授業中、後ろから背中をシャーペンで突かれる。
誰だか確認するまでもなく、俺の後ろの席は奴の定位置となっている訳で。俺は教師が黒板に向かっているのを確認しつつ、首だけ横向けて返事をした。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:31:05.69 ID:QGKEYDT0O
放課のチャイムが鳴って、真っすぐに下駄箱へ向かう。
部室棟へ寄らずに帰るなんて久々だ。放課後は朝比奈さんのお茶を飲みにあの部屋へ行くのがすっかり当たり前のようになっていたから、習性というやつか、なんだか妙な感じで落ち着かなくはある。
靴を履き替えると、上履きを拾い上げ下駄箱に突っ込む。
そうしたところで携帯が鳴った。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 03:31:47.69 ID:QGKEYDT0O
差出人:古泉一樹
Title:無題
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