過去ログ - ハルヒ「BLって素晴らしいわね」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 18:17:36.37 ID:agBmxyuDO
>>35
腐男子でノンケが多いのはそこでね、よくできたBLは話として面白い


39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:51:06.16 ID:QGKEYDT0O
 スクリーンの向こうの出来事というのは、大概のケースにおいてフィクションだ。

 ストーリーの中で、たとえば主人公が劇的な恋をしたり、誰かが刺し殺されたり、あまつさえ宇宙人や未来人や超能力者が登場したところで、それが現実に自分自身に起こり得ることだなんて認識する人間は稀小数だろう。

 俺だって大多数のひとりだ。いや、そうだった。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:52:09.20 ID:QGKEYDT0O


とすん、と肩に軽く負荷がかかって、思考がストップした。


以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:52:39.58 ID:QGKEYDT0O


 腕もろとも引っぺがして突き放してやりたかったが、あまり大きなリアクションをとると、周りの要らない視線を集めそうで憚られる。
 俺の座っている席は一番端に位置していて、通路を挟んだ向こうにしか人がいないから、よもや傍目に入るとは思えない。が、万一見られでもすれば終わりだ。
 上映中、暗闇で連れに脚を撫でられているなど、もはや何の言い訳も立つまいよ。
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:53:07.23 ID:QGKEYDT0O
最上階の一番大きなシアターは今見ている作品の他は上映していないらしく、ロビーは閑散としていた。

 「おい、古泉…っ!?」

 マルーンレッドのカーペットが敷かれたフロアを、古泉に引っ張られるようにして進む。
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:55:15.63 ID:QGKEYDT0O
「ひ、…んぅっ、…うッ…、…、」


 もはや抵抗どころの話じゃない。
 両手でしっかり口を塞いで、大きな声が上がらないようにするので精一杯だ。
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:56:03.59 ID:QGKEYDT0O


「……っ、!」

 それが口の中に既にないということは、また飲み下されたのかと考えが至り、顔から火が出そうに熱くなった。駄目だ、恥ずかしすぎる。
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:56:59.90 ID:QGKEYDT0O


「口でして貰えますか」


以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:57:25.69 ID:QGKEYDT0O
 洋式便座の蓋に腰掛けた古泉の前に、渋々しゃがみこむ。
 ものすごく抵抗があったが、古泉に凭れるのも癪だったので格子模様のアイボリーのタイルに膝をついた。
 それなりに設備の調った施設で、清掃も行き届いているのがせめてもの救いだ。
 何の慰めにもならないがな。

以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:57:55.89 ID:QGKEYDT0O

「んっ…、…く……、ふ、」

 俺の唾液なのか古泉の体液なのかわからないものが、唇からあふれてだらだらと顎を伝う。ぬるついて気持ち悪いが、そんな物を飲み下すほうが勇気がいるのでそのままにしていると、「やらしいですね」と揶揄された。放っとけ。

以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:58:45.39 ID:QGKEYDT0O

「気持ち悪……」



以下略



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