過去ログ - ハルヒ「BLって素晴らしいわね」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:53:07.23 ID:QGKEYDT0O
最上階の一番大きなシアターは今見ている作品の他は上映していないらしく、ロビーは閑散としていた。
「おい、古泉…っ!?」
マルーンレッドのカーペットが敷かれたフロアを、古泉に引っ張られるようにして進む。
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:55:15.63 ID:QGKEYDT0O
「ひ、…んぅっ、…うッ…、…、」
もはや抵抗どころの話じゃない。
両手でしっかり口を塞いで、大きな声が上がらないようにするので精一杯だ。
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:56:03.59 ID:QGKEYDT0O
「……っ、!」
それが口の中に既にないということは、また飲み下されたのかと考えが至り、顔から火が出そうに熱くなった。駄目だ、恥ずかしすぎる。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:56:59.90 ID:QGKEYDT0O
「口でして貰えますか」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:57:25.69 ID:QGKEYDT0O
洋式便座の蓋に腰掛けた古泉の前に、渋々しゃがみこむ。
ものすごく抵抗があったが、古泉に凭れるのも癪だったので格子模様のアイボリーのタイルに膝をついた。
それなりに設備の調った施設で、清掃も行き届いているのがせめてもの救いだ。
何の慰めにもならないがな。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:57:55.89 ID:QGKEYDT0O
「んっ…、…く……、ふ、」
俺の唾液なのか古泉の体液なのかわからないものが、唇からあふれてだらだらと顎を伝う。ぬるついて気持ち悪いが、そんな物を飲み下すほうが勇気がいるのでそのままにしていると、「やらしいですね」と揶揄された。放っとけ。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:58:45.39 ID:QGKEYDT0O
「気持ち悪……」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:59:16.19 ID:QGKEYDT0O
くそ、強姦魔め。
さらに罪状に強制猥褻罪も追加してやる。
「法律に鑑みてお話しするなら、男性間で強姦罪は成立しませんよ。この場合適応されるのは、傷害罪、強制猥褻罪、脅迫罪といったところが妥当でしょうか」
「やかましい」
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 19:59:47.20 ID:QGKEYDT0O
「もしも」
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 20:00:13.76 ID:QGKEYDT0O
「……、では、また」
月曜日に。
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/24(月) 20:01:02.35 ID:QGKEYDT0O
翌日の日曜といえば、前日のことが嘘のような穏やかさで、近頃そんな何でもない時間のひとときも持てずにいた俺にとっては非常に貴重な一日だった。
心中ハルヒの気まぐれやら古泉の思いつきやらで呼び出されたりしないものかとヒヤヒヤしつつ、何度携帯の電源を落とそうかと思ったか分からない。
実際にやると後が面倒なことは火を見るが如しなので諦めたが。
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