42: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:20:20.81 ID:x2ueaAjJo
深雪の魔女。その性質は優しさ。
いい音も悪い音もその全てを降り積もる雪で覆い尽くして吸音させる。
慈悲と、慈善。だけれどそれは、あまりにも独りよがり。
43: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:21:41.36 ID:x2ueaAjJo
雪の世界の真下に、透き通った氷の世界が作られていた。
黄朽葉色の少女は存在するかどうかも疑わしい重力に任せて落下する。
幾本かのリボンを召喚し、操る。
44: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:23:07.27 ID:x2ueaAjJo
★
その少女は魔女を追いかけて、隣町から魔境と呼ばれている地、見滝原へと足を踏み入れてしまった。
45: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:24:27.67 ID:x2ueaAjJo
何事かと思い目を見開けば、そこにはオレンジ色の優雅な魔法少女が魔女を圧倒する姿があった。
目に映る戦力差は圧倒的で、彼女自身があれだけ苦戦を強いられた魔女が、完膚なきまでに叩きのめされていく。
46: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:25:49.37 ID:x2ueaAjJo
★∴
魔女の結界という名の闇の領域から立ち戻った少女の影が腰をかがめてその子種を拾い上げる。
47: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:27:18.27 ID:x2ueaAjJo
★
「こんにちわ」
48: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:28:43.13 ID:x2ueaAjJo
★☆
ひらり、ひらひ、りらひ。
49: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:30:04.31 ID:x2ueaAjJo
出会いは、突然だった。
いつもと同じように夕暮れどきにパトロールをしていた。
そして、これまたいつもと同じように魔女の結界を発見して中へと侵入する。
50: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:31:26.83 ID:x2ueaAjJo
「あれ? 誰か、戦っているのかしら。こっそり入って見学してみようかな」
半開きになっている鏡の扉をするりとすり抜けて内部へと侵入していく。
51: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:33:21.91 ID:x2ueaAjJo
「残念、そっちはニセモノさ!」
そして、杏子の槍が魔女の体を両断する。
彼女はそれで魔女を倒した気になっている様子で、両手で首の後ろに槍を担ぎあげ、後ろを向いてしまう。
52: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:34:55.84 ID:x2ueaAjJo
「なるほど、幻惑の魔法。面白い力だわ」
襲うであろう痛みの代わりにそんな言葉と、ビシッ、というベルトを強く引っ張ったような音が彼女の耳を伝う。
140Res/171.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。