78: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:16:34.99 ID:x2ueaAjJo
《使い魔が来ます! 備えてッ!》
《下がりなさいッ! その辺りを一掃する!》
79: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:17:56.77 ID:x2ueaAjJo
★
物語のカギを握る少女は、未だ何も知らずに学校の体育館に家族そろって非難をしていた。
80: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:19:44.86 ID:x2ueaAjJo
小さな白いからだと特徴的な赤目。
体躯はウサギのようで、けれど耳だけがまるきり異質なもののように長く伸びている。
そう、キュゥべえ。インキュベーター。
81: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:21:10.25 ID:x2ueaAjJo
★◇
戦場は苛烈を極める。
82: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:22:30.19 ID:x2ueaAjJo
「くっ、ジリ貧ね」
「えぇ、ですがそれは相手も同じこと。現にここまで私たちは致命傷はすべて避けています」
83: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:23:52.54 ID:x2ueaAjJo
キリカが真っ先に前へと飛び出す。少し遅れてほむらが追従する。
マミはその場に残り静かに目を閉じる。
84: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:25:18.56 ID:x2ueaAjJo
★□
ほむらの言葉を受けて、瞬間的に跳び上がったキリカは空中に息継ぎ用の小さな魔方陣を設置し、それを蹴りつけることで三角跳びの要領でワルプルギスへの距離を縮める。
85: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:27:05.31 ID:x2ueaAjJo
(織莉子の望んだ結末を手に入れられるのなら、私の命くらいちっぽけなもの、さ)
彼女の体が落下すれば、作り上げた巨大な魔方陣も追従して、落下する。
全てを囲うには一番確実で手っ取り早い。
86: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:28:33.85 ID:x2ueaAjJo
が、それは飽く迄も一人であるならば、の話だ。
パァン、と発砲音が響き、キリカが凝視していた使い魔たちがその身を二つに千切られて霧散する。
彼女は目を疑った。そして自分の体が何かに抱き留められたことにも気が付いた。
87: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:29:57.06 ID:x2ueaAjJo
「この魔法、あとどれくらい持つのかしら?」
「たっぷり十分は、大丈夫のはずだよ」
88: ◆FLVUV.9phY[saga]
2014/12/06(土) 19:31:38.53 ID:x2ueaAjJo
十秒。
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