過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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99:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:53:17.32 ID:gIGEqEoto

「アイギス!」

その名前を、伊織が叫ぶ。すると、金髪の女性……アイギスがこちらを振り返り、緊迫した表情を僅かに緩めた。

以下略



100:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:54:53.91 ID:gIGEqEoto

「アイちゃん、ゆかりっちと休んでな、俺らが引き受ける!」

「いえ、私も戦います。チューインソウルを頂けますか?」

以下略



101:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:56:05.23 ID:gIGEqEoto
伊織のペルソナの刃が、シャドウのむき出しの体表に食らいつき、同時に、巨大な火柱が、シャドウの体を包み込むように立ち上った。しかし、いずれも致命傷には至らないようだ。

「決め手に欠けんな」

伊織が舌を鳴らす。その内にも、シャドウは再び電力を集め始めている。
以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:58:50.63 ID:gIGEqEoto

「召喚シークエンス、『オルフェウス』!」

シャドウの攻撃が止んだ直後、声を放ったのは、アイギスだった。その体から、青い光と共に、竪琴を携えた、男性型のペルソナが現れる。
ペルソナが、竪琴の弦に手を当てた瞬間、わずかに青みがかった光が、古泉たちの体を包み込んだ。
以下略



103:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:00:10.41 ID:gIGEqEoto

「アイちゃん? うわ、ちょ、それは」

「ペルソナチェンジ完了……『メタトロン』!」

以下略



104:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:01:25.45 ID:gIGEqEoto

「あ、アイちゃんさ。メギドラオンは、一言言ってからって、約束したよな、前」

「すみません、つい」

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105:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:03:41.86 ID:gIGEqEoto

「これはこれは。私は、アイギスと申します」

「へ? あ、どうも、岳羽ゆかりです……えっと、何、どういう展開になってんの?」

以下略



106:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:04:54.26 ID:gIGEqEoto

―――床が、冷たい。

体温の低下によって、俺の意識は、眠りの底から、現実へと引き戻された。
えーっと……俺は、今、どういう状況に置かれているんだっけ? 一瞬、考えがまとまらず、混乱するが、程なくして、俺は自分が、突然現れた落とし穴に飲み込まれたのだということを思い出した。
以下略



107:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:07:07.36 ID:gIGEqEoto

「くそっ、やっぱりか!」

これまでに見たことのないフォルムのシャドウだ。しかも、ここが一体、階層で言えばどのあたりなのか分からない、つまり、敵の強さは未知である。
だが、この距離で顔をつき合わせて、先制攻撃をしないわけにはいくまい。俺はダンテを繰り出し、閃光を帯びた羽ペンの先で、蛇の浮遊している空間を薙ぎ払った。
以下略



108:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:09:03.94 ID:gIGEqEoto

凛とした声。
ペルソナ。―――ああ、またこの単語だ。


以下略



109:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 22:11:01.16 ID:gIGEqEoto

「どうぞ、こちらへ」

少女は、カードを納めた書物を閉じると、天使のような笑顔を崩さぬまま、俺の手を引いて歩き始めた。成すがまま。とでも言わんばかりに、俺は無言で、その幼い背中を見失わぬよう、歩みを進める。
迷路のように入り組んだ赤い回廊を、少女は迷わずに進んで行き、途中で、いくつかの下り階段を降りた。
以下略



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