過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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67:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:11:11.63 ID:CL7Y8+DEo

「ん? どったの?」

「いや……今の今まで、お前と会ったことは、夢ではなかったのかと考えてた」

以下略



68:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:12:11.02 ID:CL7Y8+DEo

「そいつは頼もしいな。朝比奈さんはどうかわからんが、少なくとも朝倉は」

「朝比奈さんはとても優秀なペルソナ使いですよ? 彼女の協力を仰げれば、僕らの戦況はだいぶよくなるでしょう」

以下略



69:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:13:09.85 ID:CL7Y8+DEo
全体の色が青で統一されていて、まるでそのドア自体が、うっすらと光っているかのように見える。
このドアは……前に、見たことがある。あれはたしか、そう……三ヶ月前の、影時間の中で。

「どした、キョン?」

以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:14:10.25 ID:CL7Y8+DEo

「記憶に留めておいていただけたようで、ありがたい」

イゴールと名乗った老人が、喉の奥だけを使って笑う。

以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:15:09.50 ID:CL7Y8+DEo
勿体つけた、いやらしい語調。しかし、俺は不思議と、イゴールの言葉を不快には感じなかった。

「おや……どこか別の場所でも、あなた様を呼ぶ声がするようですな」

ふ。と、俺の背後へ、イゴールの視線が逸れる。それに吊られて振り返ると、俺の視界を、真っ白い光が埋め尽くした。
以下略



72:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:16:09.37 ID:CL7Y8+DEo

「そう睨むな。私はただ、お前と話をしに来たのだ」

男は、いつのまにかテーブルの上に置いてあったティーカップを手に取り、す。と、それに口をつけた。ティーカップから漂うコーヒーの匂いが、少し離れた場所にいる俺のところまで届く。
……何だ。今度は一体、何が現れたって言うんだ?カチリ。と音を立て、男はテーブルの上にティーカップを戻す。
以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:17:10.07 ID:CL7Y8+DEo

「一体、なんだってんだ……」

誰にともなく、呟く。
何故、今更になって、あの時の男が現れたのだろうか。『鍵』―――俺のことをそう呼んだのは、長門、古泉、朝比奈さんに続いて、四人目になる。……それに、輝く者だって?
以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:18:09.02 ID:CL7Y8+DEo



………

以下略



75:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:19:09.86 ID:CL7Y8+DEo

「こりゃ……どういうことだ」

目の前の光景に、俺は一瞬、言葉を失う。朝倉の白く透き通っていた左手が、まるで石の表面のような鈍色を帯びている。ついでに、質感にもハリがない。

以下略



76:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:20:09.57 ID:CL7Y8+DEo
現れたのは、女だった。ウェーブのかかった長い髪を携えた、俺の知る人間という生物よりも、いくらか巨大な体躯を持った女。
二頭の巨大な蛇を、体に絡みつかせたその姿は、まさに『悪魔』という表現が似合った。女の首と、蛇の頭が、室内をぐるぐると見回した後、俺たち三人に視線を合わせ、止まる。
女の目が、不気味に光る。

「あの目に見られちゃダメ……! 石にされる!」
以下略



77:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:22:39.36 ID:CL7Y8+DEo

「久慈川、厨房に隠れてろ! ……コイツはどうだ!」

ならば。と、俺は女に接近しながら、ダンテの羽ペンを振るう。しかし、ダンテの攻撃が女を捉えるより一瞬早く、女の視線が俺の方を向き、再びギラリと光る……まずい。

以下略



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