過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:12:09.35 ID:sdjP5j9j0

「トイレ、着いたよ」

「あ、なんだか早かったな」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:12:46.20 ID:sdjP5j9j0

帰り道は行きよりも怖さが薄れた気がする。
きっと一度通った道だからだ。

「ねぇ澪ちゃん」
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:13:19.95 ID:sdjP5j9j0

「わたしがジュリエット役のほうがよかったかも…って」



23:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:13:47.86 ID:sdjP5j9j0

澪ちゃんが足を止めた。
わたしも慌てて足を止めて、振り向く。
強い目をして澪ちゃんがわたしを見ている。思わずひるんで一歩後ずさってしまう。

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:14:28.59 ID:sdjP5j9j0

「待って!」



25:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:14:58.37 ID:sdjP5j9j0

たまらずに大きな声をあげてしまった。
そうして…二歩三歩前に進んで追いつくと、
さっきまでとは逆に、今度はわたしが左手で澪ちゃんの袖を掴んだ。

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:15:49.67 ID:sdjP5j9j0

「…ムギの手。つめたい」

「…ごめん」

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:16:49.92 ID:sdjP5j9j0

「明日のライブで…ああもう今日だけど…最後だね」

「最後…だな」

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:17:33.17 ID:sdjP5j9j0

「卒業…したら。ムギは前に言ってた女子大に行くんだよな」

「澪ちゃんは推薦入試なんだよね」

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:18:14.75 ID:sdjP5j9j0

隣にいたいと思った。
今こうしてるみたいに。
昨日も今日も明日も明後日もそのまた次の日も。
来年も、その次の年も、そのまた次の年も。
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:18:52.68 ID:sdjP5j9j0

ようやく部室の前まで戻ってきた。

「ムギ…ありがとな。助かったよ。ホントに」

以下略



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