過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
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42:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:27:01.65 ID:sdjP5j9j0


キラキラと明るい店内の2階、いちばん端の窓際にわたしたちは座った。
10人くらいの大学生のグループが賑やかだった1階に比べ、2階はしんと静かだった。

以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:27:37.31 ID:sdjP5j9j0

……
…………
………………トン。

以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:28:13.91 ID:sdjP5j9j0



「…はぁ」

以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:29:06.65 ID:sdjP5j9j0

広くて華やかな店内。
2階にあがってくる客は相変わらず誰もいなくて、
わたしはお店の経営状況がちょっと心配になった。
追加で何か注文しようかと、わたしはホットコーヒーを頼むことにした。
以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:30:06.81 ID:sdjP5j9j0

「…」

「…」

以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:30:40.18 ID:sdjP5j9j0

本来の目的に立ち返ったストローは、
ちゅうちゅうと吸い上げたアイスコーヒーを澪ちゃんの口に運んでいく。
ミルクも砂糖も入れてないブラックのまんま。

以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:31:18.44 ID:sdjP5j9j0



 『…わたしのいちご。もうとられちゃったんだ』

以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:31:46.88 ID:sdjP5j9j0




店内には流れているクラシックが、突然大きくなったように聴こえた。
以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:32:20.51 ID:sdjP5j9j0


わぁ。

今夜はこんなにお月さまがきれいだったのね。
以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:32:55.02 ID:sdjP5j9j0


『いちごを だれかに とられちゃうのと
 いちごを だれにも たべてもらえないのは
 いったい どっちが かなしいかしら』
以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:33:59.02 ID:sdjP5j9j0


どっちもおなじよ かなしいわ。


以下略



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