過去ログ - あやめ「食べるのは、お一人の時に」武内P「なぜです」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:31:29.56 ID:i5obQaFR0

途端に口の中に広がる強烈な苦味に仁美は丸薬は吐き出そうとするが、あやめに右手で口を押さえられてしまったため
吐き出すことが出来ず、さらにあやめが腹の上に跨がり身体を締め付けてきたために、身をよじって逃れることも
出来ない。

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:32:15.20 ID:i5obQaFR0

先ほど押し込んだ丸薬を何度も躊躇いながらも仁美が飲み込んだことを確認すると、あやめは左手を彼女の
胸の上に置き、鼓動を感じるだけでなく気の流れが視覚化するまで意識を集中する。

あやめ(やはり、あのチョコレー糖を食べたことによって仁美殿の体内に漏れて視覚化するほどの膨大な気が溜まっている)
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:32:43.71 ID:i5obQaFR0

胸や脚、腕に痛みが走る度に浮き上がりそうになる仁美の身体を押さえつけながら、あやめは気の流れを
観察する。ある法則を持って練り上げた気を撃ち込んだことで、仁美の体内で荒れ狂っていた膨大な気の
エネルギーが身体から正しく流れ出ているのを確認すると、苦しんでいる仁美を励ますためにその目を見つめる。

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:33:46.42 ID:i5obQaFR0

仁美「――はぁ、死ぬかと思った。まさかチョコ一つ食べたくらいでこんなことになるなんて」

完全に暴走の収まった仁美は、冷蔵庫にあったスタミナドリンクを飲んで体力を回復しながら、芳乃の創った
チョコレー糖をしげしげと眺める。仁美が見る限りはどうしても普通の一口サイズのチョコにしか見えないのだが、
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:34:37.25 ID:i5obQaFR0

仁美(まぁ、多分碌な事になってたかったんだろうなぁ。けどそれにしたって)

仁美「あやめっちさ、助けてくれたことはありがたいんだけど、アタシに無理やり呑ませたあの苦いのなんだったの?」

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:35:44.81 ID:i5obQaFR0

仁美「これはアタシからの褒美ぞ! ……あはは、なんてね! 本当に感謝してるんだから、そんなしんみりした」

仁美「態度されると困っちゃう。あやめっちは悪いことしてないんだから、それで良しとしよう!」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:36:26.16 ID:i5obQaFR0

あやめ「あ、でももう夜も遅いですし、やっぱりいいです。なにも聞かなかったことに――」

仁美「そのチョコって誰にあげるやつ? もしかして武内プロデューサーにあげるのまだ作ってないの!?」

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:37:06.67 ID:i5obQaFR0

仁美「そうだって、武内プロデューサーの一番の忍びなんでしょ? 色んなことを任されてて今更そういう風に」

仁美「不安がるのあやめっちらしくないよ。ここはばーっと勢い決めてチョコ作って贈ればいいの!」

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:37:43.09 ID:i5obQaFR0

――そうしてバレンタイン当日。

バレンタインイベントの対応や後処理のために必要な書類を持って武内Pの元へと訪れた千川ちひろは、
彼の側に多く積み置かれているお菓子やチョコの箱を確認して苦笑する。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 15:38:41.88 ID:i5obQaFR0

お菓子の山をすべて確認して、特別な包装をされたものが中々の数であったことを把握したちひろは、武内Pに
そのことを伝えるべきか迷う。だがそこでふと、このお菓子の山の中にありそうで無い物が存在することに
気づくと、首を傾げる。

以下略



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