過去ログ - 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:15:10.81 ID:27cxWrl80
誠子「そうですかね」

京太郎「いや、実に見事ですよ。本当に、先生はこの道の逸材です。殺ると決めれば、すぐにでも殺ってのけるのですからね。一遍の無駄もない…」

しゅっ……
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:15:36.73 ID:27cxWrl80
糸先には、先ほどとは違って獲物が掛かっていた。

亦野はそれを丁重に、まるで宝石を一つ一つ磨いて箱の中に入れるように丁重に動作して針から外した。

誠子「明後日」
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:17:55.65 ID:27cxWrl80
数週間前。

亦野と渋谷は、コーチ亡き後の代行の推薦によって、宮永照と同じチームで打つ事が決まった。

「みんな、はじめましレジェンド!今日から私がコーチ代行だ!今までのぬるい練習とは違うからな覚悟しとけよ」
以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:18:37.52 ID:27cxWrl80
「それじゃあ、各自練習開始だ!一ヵ月後には対抗試合をやるから、みんな気を抜くなよ!」

「まあ、この阿知賀のレジェンドと呼ばれたあたしがコーチ代行してやってるんだ、みんな大船に乗った気でいてくれてかまわないぞ!」

誠子「…」
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:19:18.94 ID:27cxWrl80
誠子「ロン…8000」

菫「あの、亦野誠子という奴、なかなか見所がある奴だ。以前はパッとしない打筋だったのに、行方不明になった前コーチのご指導の賜物だな」

照「多分、違うと思う…」
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:22:35.59 ID:27cxWrl80
元々、そんなに喋る方ではなかったが、あの日以来、ますます寡黙になっていった。

そんな様子を見て、先輩である宮永照はつかつかと亦野の方へ躙り寄って来た。

菫「お、おい?照?」
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:25:32.20 ID:27cxWrl80
その時、無造作に宮永照は傍に持っていた、ナッツの袋の口を自身の口へと押し流す。

袋の中のナッツはたちまちにすべて宮永照の口の中へと移った。

照「栗鼠の真似…」
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:26:09.69 ID:27cxWrl80
照「でも、私は出来るなら亦野さんの力になりたいと考えている。だから一人で抱え込まないで欲しいとも思っている」

照「私は、今の亦野さんの打ち方も素敵だけど、前の亦野さんのひたむきな麻雀も好きだから」

誠子「ありがとうございます…」
以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:26:50.48 ID:27cxWrl80
前述した通り、亦野は殺す相手が善人だろうが関係ない。

相手が如何なる経歴を持とうとも、ただ己の能力と感覚にパブロフの犬の如く従って、殺すのみである。

いい人、というのは今までの亦野にとっても、何ら殺人をためらう動機にはなり得ない。
以下略



31:名無しNIPPER[sage]
2015/03/22(日) 19:39:14.55 ID:3eJ+t8mDO
損な役回り同士のカプスレかと思いきや
池波京太郎シリーズとは…


32:名無しNIPPER[sage]
2015/03/22(日) 19:57:31.80 ID:OxG4Mfdho
途中からコーチが久保になってるので和露多


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