過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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102: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:51:17.84 ID:NGKYIe+ko

「がぐぇ!?」

 だがその凶手が届く前に、何者かに横やりを入れられたかのように真横に吹っ飛ばされる義手の女。
 突如と受けたその衝撃に、思わず呻く義手の女。
以下略



103: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:52:06.91 ID:NGKYIe+ko

「きっと首を突っ込んだのはアーニャだと思うけどね、ああなるまで追い詰めるなんてさすがに笑って見逃せないよね。

いったい何をしたの?」

以下略



104: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:52:46.73 ID:NGKYIe+ko


 当然義手の女は周子が視線を逸らしたその一瞬を逃さない。地を蹴りあげ周子に急速で接近、空中で肉を引き裂く右腕を振るう。


以下略



105: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:53:59.31 ID:NGKYIe+ko

「慌てないでよ。ああなったのはあんたのせいなのかってあたしは聞いてるんだけどね。

あんたがあたしに問答無用で攻撃してきたところであんたがどんな人間なのかは大方見当はついてるんだけどさー。

以下略



106: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:54:33.84 ID:NGKYIe+ko



「あんたを殺して、間違いじゃないんだから」

以下略



107: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:55:11.00 ID:NGKYIe+ko

「『中花』」

 周子がかざした手のひらから現れる小さな狐火。
 それは急速に膨れ上がり、周子の身の丈さえ容易に超える太陽のような炎球となった。
以下略



108: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:55:59.19 ID:NGKYIe+ko



 口から唱えられる経のような呪文を絶やさないまま紗枝は周子の様子を横目に見ていた。
 本来今している儀式は数十人単位で行うものである。
以下略



109: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:56:47.64 ID:NGKYIe+ko


(もしもうちに何かあった時は、周子はんはうちのために怒ってくれるんやろか?)


以下略



110: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:57:48.26 ID:NGKYIe+ko

(あとはうちが仕事を終えればいいだけやなぁ)

 せっかく少しの間出来た暇で周子に東京案内をしてもらっていたのだが、とんだ休暇となってしまった。
 そんなことを思いながら再び目の前の封印に集中しようとする紗枝。
以下略



111: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:58:26.39 ID:NGKYIe+ko

 紗枝は、このまま儀式を中断しても周子に声をかけるべきか、それとも周子を信じてただ見ているだけか思考を巡らせる。
 だが迷っている間にも、義手の砲塔は待ってはくれない。
 それらは無機質な発砲音を立てながら、すべての銃弾を周子の背を目がけて射出した。

以下略



112: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:59:06.11 ID:NGKYIe+ko

「正直言って、何で生きてるのさ?」

 周子の目の前の燃やし尽くした火炎の先、開けた視界の向こうには服をいくらか焦げつかせながらも、依然健在な義手の女が姿勢を低くしながら周子の方を見ていた。
 空中の義手たちは周子を迂回するように、義手の女の背後に着く。
以下略



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