過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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109
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 01:56:47.64 ID:NGKYIe+ko
(もしもうちに何かあった時は、周子はんはうちのために怒ってくれるんやろか?)
以下略
110
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 01:57:48.26 ID:NGKYIe+ko
(あとはうちが仕事を終えればいいだけやなぁ)
せっかく少しの間出来た暇で周子に東京案内をしてもらっていたのだが、とんだ休暇となってしまった。
そんなことを思いながら再び目の前の封印に集中しようとする紗枝。
以下略
111
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 01:58:26.39 ID:NGKYIe+ko
紗枝は、このまま儀式を中断しても周子に声をかけるべきか、それとも周子を信じてただ見ているだけか思考を巡らせる。
だが迷っている間にも、義手の砲塔は待ってはくれない。
それらは無機質な発砲音を立てながら、すべての銃弾を周子の背を目がけて射出した。
以下略
112
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 01:59:06.11 ID:NGKYIe+ko
「正直言って、何で生きてるのさ?」
周子の目の前の燃やし尽くした火炎の先、開けた視界の向こうには服をいくらか焦げつかせながらも、依然健在な義手の女が姿勢を低くしながら周子の方を見ていた。
空中の義手たちは周子を迂回するように、義手の女の背後に着く。
以下略
113
:
>>112修正『問題』→『実際問題』
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 02:03:13.23 ID:NGKYIe+ko
「正直言って、何で生きてるのさ?」
周子の目の前の燃やし尽くした火炎の先、開けた視界の向こうには服をいくらか焦げつかせながらも、依然健在な義手の女が姿勢を低くしながら周子の方を見ていた。
空中の義手たちは周子を迂回するように、義手の女の背後に着く。
以下略
114
:
>>112修正『問題』→『実際問題』
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 02:04:45.58 ID:NGKYIe+ko
「しかし本当に今日は妙な日ね。
こんな怪獣大戦争みたいなことはあんまりないわ」
以下略
115
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 02:05:46.83 ID:NGKYIe+ko
故に周子も、数十にも及ぶ狐火を背に従え、白き多尾を凛と靡(なび)かせる。
化生としての姿を隠すことなく、その耳も、その尾も、その獣爪もむき出しで義手の女に構える。
「狐火『金平灯』」
以下略
116
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 02:06:22.38 ID:NGKYIe+ko
義手の女は眼前に爆風が立ちふさがるが何も気にせずに突っ込む。
それに合わせるように周子は爪を振り上げ目の前に振り下ろす。
爆風から飛び出てきた義手の女と腕と、周子の振り上げた爪がぶつかり合い、鋭い金属音と爆風さえ跳ね除ける衝撃が生み出される。
以下略
117
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 02:07:02.26 ID:NGKYIe+ko
「甘い、ね」
だが周子は振り上げた腕を裏返し、義手の女の足を掴む。
義手の女は脚を掴まれた途端に力の入れ方を変えて状態を起こし、周子の手を蹴ってその頭上へ跳んだ。
以下略
118
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 02:07:55.15 ID:NGKYIe+ko
周子の数歩前に着地した女は、その際に曲げていた膝のばねを思い切り解放し、再び周子に一直線に進む。
鋭く形作られた貫手は周子に向けられ、迫りくる。
「『火ノ狐』」
以下略
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