過去ログ - やはりわたしの青春ラブコメはまちがっている。
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◆hFO8AUe7/Y
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2015/04/23(木) 19:15:06.64 ID:+4eN97YB0
第一章 きっと、誰しもそれらしさを探している。
「お疲れ様ですー!」
以下略
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◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:15:46.76 ID:+4eN97YB0
いつも通りな部室。
いつも通りな奉仕部の面々。
結衣先輩の告白から少し日が経ち、それでも奉仕部の関係はいつも通りだった。
以下略
26
:
◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:16:26.66 ID:+4eN97YB0
「……さんきゅ」
「あはっ、いーえっ!」
必死に自分がどれだけわたしのことを鬱陶しいと思っているか態度で伝えようとしてくる。
が、それもつい最近の祝い事を話題にされては上手くいかないらしく、こほんと咳払いをして本を閉じた。
以下略
27
:
◆hFO8AUe7/Y
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2015/04/23(木) 19:17:00.27 ID:+4eN97YB0
ことん、とカップを先輩の手前に戻す。
その音がいやにはっきりと聞こえ、不思議に思い首を動かすと結衣先輩と目があった。
「え……」
以下略
28
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◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:17:41.37 ID:+4eN97YB0
改めて認識すると、ボンッと顔から熱が吹き出すのが分かった。
「……なんだよ」
以下略
29
:
◆hFO8AUe7/Y
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2015/04/23(木) 19:18:23.48 ID:+4eN97YB0
「おい待て、なんで俺が貶されてんだよ。っつーか死なねぇよ、まだ当分生かしといてくれよ」
えー、俺なんかしたー?
と、不満たらたらな表情を向けてくる先輩ににっこりと微笑む。
以下略
30
:
◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:19:03.99 ID:+4eN97YB0
顔を俯かせこめかみを押さえながら、はぁーと長嘆息する。
「もういい……分かった。それは分かったがな。お前さー、最近俺の土曜出勤率が高過ぎると思うんだが、そこんとこどう思うよ……なにか言い訳があったら言ってごらんなさい、怒らないから」
でたー。
以下略
31
:
◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:19:40.56 ID:+4eN97YB0
雑踏の中に紛れ切れてない腐った目を発見。
片手を振り上げながら小走りで近づいていくと、やはり先輩だった。
ダークグレーのPコートは厚手で暖かそうだ。
どうすれば奪えるだろうかと思案してしまいそうになる。
以下略
32
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◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:20:18.80 ID:+4eN97YB0
「あ、どこ行くか決めてくれてたんですかー?」
期待を乗せた声で尋ねる。
以下略
33
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◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:20:54.01 ID:+4eN97YB0
「……なら、話ができる場所……か」
「そうですねー」
同意を示し、うーんと首を捻る。
以下略
34
:
◆hFO8AUe7/Y
[saga]
2015/04/23(木) 19:21:30.10 ID:+4eN97YB0
「ああ、そう」
素っ気ない返事に苦笑しつつ、わたしは前に進んだ。
わたしが間違いを正そうとする日がいつくるのかは分からない。
以下略
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