過去ログ - 穂乃花「太陽みたいなあなたと」
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133: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:40:59.32 ID:20UOmYBU0
カレン「ホノカの反応は面白いデス。――あ、ホノカ。あそこでゆっくりしていきマセン?」

穂乃花「あそこ?」

 不意に指差された先を見る。なんだか時代劇で見そうな和風な茶屋だった。
以下略



134: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:41:46.87 ID:20UOmYBU0
穂乃花「私がアリスちゃんにあげたお菓子だね」

カレン「ハイ。ホノカがアリスにお菓子をあげて……」

カレン「私はあの時、ちょっとムキになってたのかもしれないデス」
以下略



135: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:42:25.30 ID:20UOmYBU0
穂乃花「大丈夫だよ。カレンちゃんも、みんなもいるから」

 私は一人で悩むわけでも、選ぶわけでもない。
 勿論一人でなんとかしないといけない時もあるだろうけど、そうする時も決して一人じゃないんだ。
 傍に大切な人がいるなら、私はどんなこともできるだろうと断言できた。
以下略



136: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:42:58.42 ID:20UOmYBU0
 ――ご飯が美味しかった。
 旅館といえばとにかく種類を多く取り揃えた小皿メインの料理を想像する人が多いだろう。
 けれど私達の泊った旅館は違う。
 まずお鍋。具材が最初から入っていて、煮込むだけのよくあるタイプのお鍋だ。
 ここだけ聞けば、小皿メインでもよくある一人分の小さい鍋を想像する人も多いはずだ。
以下略



137: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:43:31.44 ID:20UOmYBU0
穂乃花「……あ」

 ちょっとして今の状況を把握。
 あれから旅館に帰ってみんなでご飯を食べて、それからお風呂に入って――で、

以下略



138: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:44:06.01 ID:20UOmYBU0
カレン「――ハイ。ホノカになら」

 ――よかった。断られたらどうなることか。私の心が。
 顔を赤くさせ、頷くカレンちゃん。どういう意味かは分かっているみたい。
 カレンちゃんの許可をもらっても緊張はおさまりそうもない。
以下略



139: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:44:57.16 ID:20UOmYBU0
穂乃花「ん、っ……」

 数秒触れ、離す。
 互いの吐息がかかる距離。段々と緊張よりも気分の高揚が勝ってくるのを私は感じた。
 再度、口づけ。今度は深く、手はカレンちゃんの胸に。浴衣の上から撫でるように触る。
以下略



140: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:45:50.16 ID:20UOmYBU0
カレン「……っ。恥ずかしいデス」

 露わになるカレンちゃんの身体。
 私が想像するよりももっと綺麗で、普段の彼女とはかけ離れた姿に、興奮を感じてしまう
 これほど文句のつけようのないスタイルなのに、カレンちゃんはもじもじと恥ずかしそうに身体を隠そうとする。
以下略



141: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:47:05.66 ID:20UOmYBU0
乃花「んっ、カレンちゃん、好きだよ……っ」

 もうなにがあっても止められない。
 キス。うまく舌を動かせないでいるカレンちゃんの口内を貪るように味わい、指を浅く中へ。
 とろんと、蕩けた目を向けられ私の思考能力が下がっていくのを感じた。
以下略



142: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:47:51.33 ID:20UOmYBU0
カレン「でも、ホノカのものになったような気がして……幸せデシタ」

穂乃花「……うん。私も幸せ気分だよ」

 カレンちゃんの普段見れないえっちな姿を存分に見れて――なんて口には出せないけど、私は笑顔で答える。
以下略



143: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:48:24.98 ID:20UOmYBU0
穂乃花「ずっと一緒……」

 ちょっとは私もカレンちゃんに追いつけたのかな。
 なにかの物語のヒロインみたいな、きらきらしていてあたたかい彼女みたいに。
 私を照らしてくれる彼女みたいに。
以下略



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