8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 02:57:28.58 ID:LDSt2pnJ0
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 もそもそ 
  
 しごとおわんないなら 
9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 02:59:47.97 ID:LDSt2pnJ0
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 もそもそ 
  
 バカ! 
10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 03:05:17.72 ID:LDSt2pnJ0
 男には言いたいことが沢山あった。 
  
 手紙は何枚もつなげるものじゃないだとか 
  
 言葉の使い方を間違えていることだとか 
11:名無しNIPPER[sage]
2015/05/10(日) 08:42:03.82 ID:s+WXt5TAO
 なんだか気になる 
 ホラーかな? 
12:名無しNIPPER[sage]
2015/05/10(日) 10:08:04.53 ID:VltVY9GIo
 面白い 
 期待 
13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 14:14:16.59 ID:LDSt2pnJ0
 5月11日 
  
 男は、自宅から電車で一時間ほどの距離にある会社に向かった。 
  
 久々の通勤ラッシュだが、それほど苦にしている様子はない。 
14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 14:48:12.57 ID:LDSt2pnJ0
 本当にこの子は心臓に悪い。 
  
 そして、男はこの声の持ち主へと、ぎごちなく向き直った。 
  
 彼女はあどけなさが残っている可愛らしい顔立ちである。 
15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 14:59:11.05 ID:LDSt2pnJ0
 その様子は蛇が草むらをかき分けてくるのに似ていた。 
  
 するり、するり 
  
 その滑らかで静かな動きは、混雑を潜り抜けてきた経験からくるものだろう。 
16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 15:42:32.35 ID:LDSt2pnJ0
 だが、彼女の悪戯っぽい目の輝きに気づけば、男は仏頂面にならざるをおえない。 
  
 思い出したのだ、ここで喜べば、女社員の間で噂話にされることを。 
  
 なぜこの男が知っているかというと、彼女が幾度となくそれとよく似た話を男にしたのだ。 
17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/10(日) 16:40:31.41 ID:LDSt2pnJ0
  
 それ以来、彼は彼女の甘言を信用しないように振る舞った。 
  
 彼女と時折出会う朝は、友情代わりに繰り出されるシャブをひらり、ひらりと躱しながら 
  
18:名無しNIPPER[saga]
2015/05/10(日) 16:45:20.46 ID:LDSt2pnJ0
 ようやく、彼らは会社へと到着した。 
  
 記憶をたどるように、通路を進んでいくと見知った部屋が見えた。 
  
 と、その扉の前に女性が、腕を組んで不満たらたらに男たちを睨んでいた。 
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