79: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:48:57.48 ID:FPT0xFOF0
姫(お腹すいたぁ〜…)グウゥ
木も、冬なので実がならずにいる。
となると、川まで行って魚を獲るしかないか。
80: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:49:26.92 ID:FPT0xFOF0
姫は目を疑った。
姫の目の前にあったのは――とても大きなおにぎりだった。
姫「あ、ああぁ…」
81: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:50:00.32 ID:FPT0xFOF0
姫「グス、王子様のおにぎりに命を救われたのはグスッ2度目ですね」スンスン
王子「いやー…まさかまた飢えてるとは思いませんで」
姫は泣きながらおにぎりを頬張る。
82: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:50:47.26 ID:FPT0xFOF0
王子「姫様」
姫「っ」
王子が真剣な表情で姫を見つめる。
83: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:52:49.88 ID:FPT0xFOF0
王子「俺は、もう王子ではありません」
姫「え、その…えっ!?」
王子「姫様が飛び去った後、俺は1度も城に帰らず、そのまますぐに姫様を探す旅に出ました。まぁ、家出というやつです」
84: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:53:24.83 ID:FPT0xFOF0
王子『さあっ!その姿を見せよっ!』バッ
姫『…え?』
85: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:54:25.53 ID:FPT0xFOF0
姫「私は――守りは必要としていません」
今の自分はあの頃と違う。
もう誰かの助けをただ待つだけの、か弱い姫ではない。
86: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:55:10.31 ID:FPT0xFOF0
姫「それは私の台詞です…」
1人で生きていこうと決心した。
だけどいざ王子に会うと、その決心が揺らいでしまって。
87: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:55:50.09 ID:FPT0xFOF0
王子「姫様っ!」
姫「!」
不意に王子に抱きしめられた。
88: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/17(日) 18:56:27.24 ID:FPT0xFOF0
ご読了ありがとうございました。
序盤で王子が姫様にタメ口を使っているというミスに今頃気付き、反省しております。
男主人公だとなかなかタイピングが進まず苦労しましたが、脱線せずに書きたいものが書けたと思います。多分。
89:名無しNIPPER[sage]
2015/05/17(日) 21:29:22.54 ID:mxYvMcv+o
乙乙
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