430:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:38:10.60 ID:ftiT5yXu0
「どうして……そう思うのですか」
卯月「だ、だって!あいつ、思い出、ないもん!卯月たちとここで過ごした思い出ないもん!それにてーとくから貰ったペンダントだって!」
「それだけで、そう思うんですか」
431:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:41:29.83 ID:ftiT5yXu0
「……本当は、違うんですよね。……怖いんだ。今の弥生殿を認めてしまう事で、二人の思い出がなくなってしまうことが」
卯月「ち、ちが……」
432:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:43:55.16 ID:ftiT5yXu0
「……もう一度聞きます。卯月殿、貴女はどうしたいのですか。どうするべきではなく、貴女がやりたい事を教えて下さい」
卯月「……卯月は……卯月、は……」
433:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:46:02.25 ID:ftiT5yXu0
「解りました。……今まで、辛かったですね」
僕の言葉に卯月ちゃんは目を大きく見開いた後、ゆっくりと顔を俯かせると、まるで自分に言い聞かせるように呟いた。
434:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:47:58.85 ID:ftiT5yXu0
・・・・・・・
「大丈夫、ですか」
435:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:49:06.33 ID:ftiT5yXu0
「卯月殿、辛いかもしれませんが、どうして弥生殿を弥生殿として認められなかったのかもう一度教えて貰えませんか」
436:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 01:51:25.88 ID:ftiT5yXu0
「……鎮守府にいた時の思い出は、やはり大切なものでしたか」
437:ちょっと修正してました[sage saga]
2015/12/13(日) 02:22:35.86 ID:ftiT5yXu0
卯月「うん。やっぱりどーしてもはなれちゃう時があるから、それならこーかんして、おまもりにしようって。それでね、戦いがおわったら、またこうかんしようって言ってたんだ」
438:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 02:24:05.11 ID:ftiT5yXu0
これで卯月ちゃんが認められなかった理由は解った。この問題とは別件だが、僕にはまだ聞きたい事があった。
「出来ればでいいのですが、弥生殿と交換したペンダントの形を教えてもらえませんか」
439:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 02:26:30.19 ID:ftiT5yXu0
卯月「あ、それとね?さっきみたいにふつーにはなしてほしーぴょん!」
「え?」
440:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/13(日) 02:27:50.93 ID:ftiT5yXu0
続く。
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