261:名無しNIPPER[sage]
2015/07/01(水) 01:01:01.49 ID:7VRfw+eoo
おつー
262:名無しNIPPER[sage]
2015/07/01(水) 07:37:21.64 ID:Zw6S2g6yo
乙
263:名無しNIPPER[sage]
2015/07/01(水) 12:11:41.08 ID:CeLGqkOoo
乙です
264:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 11:38:52.09 ID:9ivMzcXDO
夜の租界。日が落ちると同時に、街は様々な灯りに彩られる。高層ビルの窓、繁華街のあちこちから顔を看板、信号機、そこら中に設置された大型モニター。目が眩むような、光の数々。
道を歩く人も同様だ。昼間にはほとんど見かけないサラリーマン達、その仕事帰りの連中を呼び込むアルバイトの若者、これから夕食に向かうのだろう男女のカップル。
265:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 11:55:45.32 ID:9ivMzcXDO
足を止め、モニターに関心を示す人間も多い。そういえば、学園でもこの話題は頻繁に飛び交っていたような気がする。
(まあ、どうでもいいか)
266:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 12:12:28.51 ID:9ivMzcXDO
咲世子は優秀な侍女だが、買い物をまとめてやろうとする癖がある。クラブハウスには大勢の寮生が住んでいるのだ。気づいた時には、買い出しリストが膨大な量になっている事もザラだった。
「君は……仕事の帰りか」
267:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 12:26:22.00 ID:9ivMzcXDO
「自分の健康状態は把握している。問題はない」
「なら、ミレイさんにこの事を報告するけど」
268:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 12:42:30.43 ID:9ivMzcXDO
それから少しの間、ライとスザクは租界の喧騒を眺めながら黙々と食事に耽った。年頃の少年二人だ。これくらいの量ならすぐに食べきってしまう。
「ご馳走さま」
269:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 12:59:01.35 ID:9ivMzcXDO
「僕は間違っていると思う」
ライが答えるより先に、スザクが言った。軍人の彼からしたらそうだろう。不自然な事ではない。彼が普通の軍人であるならば。
270:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 13:32:43.76 ID:9ivMzcXDO
「それは……そうだけど」
「昨日の戦闘……あまり報道されていないが、ブリタニア軍だけでは手に余っていたと見える。なら、ゼロは市民の危機を救った事になるんだろう」
271:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 13:51:02.29 ID:9ivMzcXDO
黒の騎士団は多大な戦果を挙げているが、未だに弱小の部類に入る。規模がどうしても小さいのだ。まずは、それを拡大するのが急務のはずだった。
しかし、日本侵攻から七年が経った今、各地の反抗勢力は既に地盤を固めている。大規模な入団希望者は決して多くない。
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