268:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 12:42:30.43 ID:9ivMzcXDO
 それから少しの間、ライとスザクは租界の喧騒を眺めながら黙々と食事に耽った。年頃の少年二人だ。これくらいの量ならすぐに食べきってしまう。 
  
  
 「ご馳走さま」 
  
269:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 12:59:01.35 ID:9ivMzcXDO
 「僕は間違っていると思う」 
  
  
 ライが答えるより先に、スザクが言った。軍人の彼からしたらそうだろう。不自然な事ではない。彼が普通の軍人であるならば。 
  
270:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 13:32:43.76 ID:9ivMzcXDO
 「それは……そうだけど」 
  
  
 「昨日の戦闘……あまり報道されていないが、ブリタニア軍だけでは手に余っていたと見える。なら、ゼロは市民の危機を救った事になるんだろう」 
  
271:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 13:51:02.29 ID:9ivMzcXDO
 黒の騎士団は多大な戦果を挙げているが、未だに弱小の部類に入る。規模がどうしても小さいのだ。まずは、それを拡大するのが急務のはずだった。 
  
  
 しかし、日本侵攻から七年が経った今、各地の反抗勢力は既に地盤を固めている。大規模な入団希望者は決して多くない。 
  
272:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 14:24:06.55 ID:9ivMzcXDO
 「黒の騎士団についての答えだが、僕はどうでもいいと思ってる。賛同も反対もしていない」 
  
  
 「そう、だね。確かに、記憶の無い君からしたら、遠い話のように感じるのが当然だと思う」 
  
273:名無しNIPPER[saga]
2015/07/02(木) 14:24:55.79 ID:9ivMzcXDO
 休憩タイム。 
274:名無しNIPPER[sage]
2015/07/02(木) 14:40:10.47 ID:WJdWxr/Wo
 乙 
275:名無しNIPPER[sage]
2015/07/02(木) 16:03:47.47 ID:+ZS3FNfhO
 なつかしーなおい 
 おつおつー 
276:名無しNIPPER[sage]
2015/07/02(木) 17:42:16.46 ID:rA35hr/Vo
 乙です 
277:名無しNIPPER[sage]
2015/07/02(木) 20:02:52.28 ID:T4oaY+Iro
 乙ー 
 ゼロ・・・一体何が目的で何者なんだ・・・? 
278:名無しNIPPER[saga]
2015/07/03(金) 00:48:22.85 ID:XSwai4zDO
 トウキョウ租界の昼下がり。ライは自身の世話係主任であるカレンと共に、何度目か分からない散策に来ていた。 
  
  
 最近は彼女の方が忙しいという事もあり、出かけるのは実に四日ぶりとなる。 
  
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