126: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:37:57.63 ID:/aoxDJVuo
呪術師「私が、好きなのは勇者。それがどんな形になっても、好き……それを、否定しないで」
「妹だとか、犬になったとか……それはこれから、解決していける問題。そもそも、勇者に非なんてない」
犬勇者「いや、でもさ……」
127: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:38:47.30 ID:/aoxDJVuo
呪術師「私が勇者を打ったのは、悲しかったから」
「私に迷惑だとか、私を関係ない人間みたいに言わないで欲しい」
犬勇者「でも……」
128: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:39:41.45 ID:/aoxDJVuo
――――――…………。
129: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:40:07.96 ID:/aoxDJVuo
風呂から出た後、俺達はやっぱり少しぎこちなかった。
小っ恥ずかしいのだ。恋人同士になった、というのが……なんだか、もうね。
だけども、それよりもまずはこれからの方針を決めなくては。
130: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:40:33.84 ID:/aoxDJVuo
呪術師「本当に、話せるようになって良かった。そういう意味では、あの野盗には感謝している」
犬勇者「まあな……けど、お前の身体を弄ったのは、ちょっと殺しただけでは足りないんですが?」
131: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:41:00.30 ID:/aoxDJVuo
犬勇者「すげぇよな。呪術の才覚に目覚めて、王から独立して……暗部の仕事を担って」
呪術師「力がある人間には使命がある。それだけの事」
132: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:41:27.66 ID:/aoxDJVuo
犬勇者「こうして犬になって、使命感だけで乗り切って来たけど……呪術師に会えなきゃ、心が折れてたな」
呪術師「本当に? だとしたら、少しうれしい」
133: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:41:53.45 ID:/aoxDJVuo
勇者帰還す――その号外は王都のみならず、周辺の村々にまで伝わる事となった。
全世界が勇者一行へと注目している。それは平和を望む声の大きさがそうさせているわけで。
王都へと僧侶、魔法使い、戦士が昏睡状態で打ち捨てられてから数日と経たない内の事だったから、王都はてんやわんや。
134: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2016/01/15(金) 06:43:54.03 ID:/aoxDJVuo
やった!第一幕!完!
……長い期間が空いてすいませんでした(・ε・)
いちゃらぶシーン書くのが苦痛すぎて……ね……
とはいえまだまだのんびりとした投下になりますので、申し訳ありません
135:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/15(金) 09:07:48.23 ID:/lgLSWp/o
いちゃらぶから一転して、またえげつない展開が…
このジェットコースター感が堪らんね
おかえり乙
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