91: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:44:04.51 ID:bXvlyvW5o
――とある廃砦
犬勇者「はっはっはっは……」(あー、疲れた……)
92: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:44:32.43 ID:bXvlyvW5o
犬勇者(さて、この辺りのはずだけど――――むっ?)
最上階の、最奥の扉の先から声が聞こえる。
俺は気配を殺しながらも、耳を済ませる。野太い、男たちの声が聞こえる。
93: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:45:50.56 ID:bXvlyvW5o
ぷっつんすると、視界が真っ白になる。
それは昔からの癖で、魔物達との戦いでもよく後先考えずに戦うなと仲間から言われていた。
だけど、感情を抑えきれない俺は、勢いで全てを成し遂げてしまう。悪い癖だけど、止められない。
94: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:46:28.19 ID:bXvlyvW5o
お頭「はっ、はっ、はっ……なんだってんだ、クソ、間違えちまった……だが、変態犬め……コレで、終わりだ!」
犬勇者(くそ、なんか喰らっちまった……けど、別に痛くも痒くもねえ……!)
95: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:46:55.00 ID:bXvlyvW5o
お頭「俺の、俺の手が、俺の手があああああああ!!」
無様に、床に尻もちをついてやがる。俺は、牙が折れるかと思うくらい噛み締めた剣を―――。
96: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:47:21.02 ID:bXvlyvW5o
犬勇者「…………うおっ!?」
呪術師「にゃん、にゃん、にゃにゃ……!?」
97: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:48:52.99 ID:bXvlyvW5o
犬勇者「死にそうじゃねえか! ええい、どうすりゃいい、どうすりゃいい!」
パンツ被ってる俺の姿がどうだとか、もうそんな事よりも先ず、血液不足らしい呪術師を何とかしなければ。
ふと彼女の周囲を見ると、破り捨てられていたローブから赤黒い丸薬が散らばっていた。
98: ◆XtcNe7Sqt5l9[saga]
2015/08/28(金) 03:49:20.75 ID:bXvlyvW5o
ここまで(・ε・)
大変長い時間があいてすまない
99:名無しNIPPER[sage]
2015/08/28(金) 07:55:10.41 ID:jd6tZqElo
セウトかな……乙
100:名無しNIPPER[sage]
2015/08/28(金) 09:42:02.20 ID:F1g0NsDfo
変態仮面かな
101:名無しNIPPER[sage]
2015/09/01(火) 19:08:16.70 ID:r2wO/JI/O
勇者かっこいい(棒)
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