過去ログ - 五十嵐響子「何でもない日、特別な日」
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:36:16.85 ID:0slTzf2Do
「開けてもいいですか?」
「うん、大きいほうから開けて、ネタだから」
「ネタですかっ!」
以下略
7
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:38:45.44 ID:0slTzf2Do
これがどういうネタに繋がるのか、思考を巡らせ理解しようと試みます。
モッツァレラチーズは癖の無い、カロリー控えめのさっぱりとしたチーズ。そのまま何かに合わせても、加熱してとろとろにしても美味しく頂けます。
トマトはご存知、酸味のある瑞々しい野菜ですね。栄養も満点でサラダにして良し、煮ても焼いても良しの凄い子です。
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8
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:41:32.61 ID:0slTzf2Do
お昼の時間なので、チーズとトマトでパスタを作ることになりました。偶然にも乾燥パスタも購入してあったとの事で、それもプレゼントとして頂きました。ありがとうございます。
調理場を借り、エプロンを着け、お料理の道具を用意して、さあ準備万端です。
「今日は私の誕生日なので」
以下略
9
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:43:30.67 ID:0slTzf2Do
「水に塩ってどれくらい入れたらいいの?」
「お水1リットルに対して小さじ一くらいです」
「小さじ一ってどれくらい?」
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10
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:47:19.36 ID:0slTzf2Do
気を取り直してパスタを茹でます。袋に表示されている茹で時間の目安は五分、けれど、プロデューサーの今日の気分はどうでしょう、どれくらいの茹で加減が好みかな。
トマトソースをヘラで混ぜる係を代わってもらい、私はパスタの仕上がりを確かめます。ふつふつ沸くお湯の中からパスタを一本菜箸で取り、口へ運ぶ。
もぐもぐ、少し弾力のある、硬めな感じです。
以下略
11
:
◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:48:49.83 ID:0slTzf2Do
「……響子ちゃんが俺に意地悪をする」
「えっ!? してないです!」
「こんな残酷なフェイント初めてだ……」
以下略
12
:
◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:52:41.12 ID:0slTzf2Do
出来上がったパスタを、プロデューサーは美味しい美味しいと言ってもりもり食べてくれました。二人で力を合わせて、共同作業で作ったんですから、美味しいに決まってます!
やわらか過ぎるかと思われた茹で具合も、今日のプロデューサーはそれくらいがお好みらしく、丁度良い加減だったみたいです。良かったです。
お昼を食べ終え、お茶を淹れてほっと一息。それではお待ちかねとばかりに、まだ中を見ていなかった小さいほうの箱を開けてみることになりました。
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13
:
◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:56:02.50 ID:0slTzf2Do
「髪、下ろしても可愛いな、響子ちゃんは」
「プロデューサーは、どっちが好きですか? 下ろしてるのと上げてるのだったら」
「上げてるほうが好きかな」
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14
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:59:02.32 ID:0slTzf2Do
「プロデューサーのお誕生日は、どんな予定ですか?」
作ってもらったもさもさしているサイドテールをひとしきり触って大満足、心を温かいもので満たし、私はプロデューサーに問いかけます。
何でもないはずの私の誕生日をお祝いしてもらったので、私もお返しがしたいのですが、さて、どうでしょう。
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15
:
◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 16:01:31.15 ID:0slTzf2Do
絶対お祝いしたいです。
プロデューサーの特別な日に、一緒に過ごすのが、私だったらって、思います。折角だから暇をつぶすっていうくらいの用事でも、誰かを呼ぶなら私を選んでほしいって、思います。
プロデューサーの大きな手が、私の頭をぽんぽんと叩きました。俯き気味だった顔を上げると、お日様みたいな笑顔が見えて、私もつられて頬を緩めてしまいます。
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16
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 16:03:38.92 ID:0slTzf2Do
今日は普通の日で、特別な日で、プロデューサーにとってはただの平日で。
でもいつか、プロデューサーにとって八月十日が、特別な日になったらって。
そんな事を考えて、私は漏れ出す笑みが止められないのでした。えへへ。
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