2:1
2015/09/07(月) 08:41:20.85 ID:Ivw4NZoU0
立て付けが悪いドアをギィと押し、客のいなくなった店内に戻ると樽ジョッキを棚に戻す女性と目が合う。
少女「終わりました?」
青年「ああ。そっちは?」
3:1
2015/09/07(月) 08:42:12.49 ID:Ivw4NZoU0
青年「なぁ。」
少女「はい?」
ふと切り出す。
4:1
2015/09/07(月) 08:43:35.84 ID:Ivw4NZoU0
少女「あっ!あのっ!」
青年「うん?」
少女「それ、こっちの棚です・・・。」
5:1
2015/09/07(月) 08:44:22.40 ID:Ivw4NZoU0
日差しが頬を刺す感覚に青年はうっすらと目を開けた。
締め切った窓の向こうから少し離れた大通りからの喧騒が漏れている。
青年「少し、寝過ごしたかな。」
6:1
2015/09/07(月) 08:45:05.29 ID:Ivw4NZoU0
少女「・・ん・・・・。」
少女の長い睫毛が動く
少女「あ・・・、おひゃよう・・・ごじゃります・・・。」
7:1
2015/09/07(月) 08:45:32.19 ID:Ivw4NZoU0
青年「少女・・・。」
彼女の名前を呼ぶと、くいと顎を持ち上げ唇を重ねた。
少女「ん・・んん・・・。」
8:1
2015/09/07(月) 08:46:24.78 ID:Ivw4NZoU0
コトコトと鍋が沸いたのを見計らって青年は蓋を開けた。
ほわっと蒸気が飛び出し、続いて爽やかなローズマリーの香りが鼻を擽る。
青年「ん。上出来。」
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