過去ログ - 八幡「仕事なら仕方ない」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:09:07.08 ID:BpcSycVC0
 この間ものの5秒。

 上着を、という申し出にアッハイと応えると、ごく自然に一枚剥かれてしまう。

 この間なんと9秒。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:12:25.04 ID:BpcSycVC0
 ああ、見えてきた椅子越しの後姿は、きっとソイツのものだろう。

「葉山様――お連れ様がお見えです」

 夜景をバックにした後姿だけで十分画になるのが腹立つ。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:13:14.41 ID:BpcSycVC0
「変わってなさそうだな、君は」

 ヘブン状態の俺にストUのリュウの中足の如く差し込まれたのは、呆れを通り越して安心感さえ滲ませた一言だった。

「うるせえ」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:14:07.03 ID:BpcSycVC0
「ま、マックスこーひー……少々お待ち下さい」

 引っ込んでいく背中を眺めつつ、その整ったツラを崩してやったことに多少の達成感を得ながらニヤついていると、横槍が入る。

「次回以降利用し辛くなるような行為はなるべく避けてくれよ?」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:15:25.06 ID:BpcSycVC0
「――そんなものかい?」

 若干物足りなさそうな葉山に、俺は殴り書きしたノートを畳みながら仕返す。

「ああ、こんぐらいで十分だ。お前の人とナリは知ってるからな。後は資料さえくれたら記事にはなる」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:16:31.30 ID:BpcSycVC0
「ああ、おねがいするよ――――いやいや、まったく捻くれているな、相変わらず」

 ボーイが去った後も、葉山は面白そうに話を続ける。

「天職じゃないかい? さっきは言いそびれたが……君のコラム、結構評判のようだよ」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:17:23.41 ID:BpcSycVC0
「じゃあ、かんぱ――」

 鬱陶しい感じにグラスを押し付けようとすると、あろうことか葉山は自らのグラスをすいーっと引っ込めた。

 あれ? そういうことしちゃう? いいの? 俺太古の昔より『悔悟の使途 トラウマ(レベル99)』を召還して泣き喚いちゃうよ?
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/10/13(火) 03:18:06.33 ID:BpcSycVC0
おしまいです。
お読みくださったかたありがとうございました。


10:名無しNIPPER[sage]
2015/10/13(火) 03:26:32.68 ID:pIrD6k+W0
おやすみ海老名


11:名無しNIPPER[sage]
2015/10/13(火) 04:36:18.12 ID:Symr+1Yqo
海老名さんなら仕方ないな


12:名無しNIPPER[sage]
2015/10/13(火) 06:22:08.25 ID:Sci1XvwIo
海老得スレww


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