51:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:46:35.03 ID:a+Bw8t890
アイシャ「わかった…あなたの言うとおりにします…。
だから…おねがい、もう…」
ジム「分かればいいんだ! 分かれば!」
52:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:48:27.16 ID:a+Bw8t890
義父「ジム…そんな男だとは思わなかったが…」
義母「ねぇ、嫌なら…今回の縁談は…」
アイシャ「ううん、いいの、私受け入れる」
53:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:49:34.86 ID:a+Bw8t890
10年以上踏んでいないアラブの大地…砂の大地…
それは少し懐かしくもあったが、
ドバイという場所自体は、私のいたアラブとは全然違う場所だった。
ドバイで「〜〜国王」だとか「〜〜第〜夫人」だとか、
54:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:51:09.82 ID:a+Bw8t890
一体私って「なに人」「何者」なんだろうか…?
何の為に生きてきて、何の為に生きているんだろう…?
私はこう思う。
「私は私」「私は私として生きてきて、私は私として生きていく」と。
55:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:57:35.12 ID:a+Bw8t890
〜ここまでのあらすじ〜
不法入国の疑いを掛けられたアリとカトー。
彼らを助けるために、アイシャはジムの言いなりになる事となった。
友人たちを助ける。ジムの条件を飲み込む。
56:名無しNIPPER
2015/11/04(水) 12:15:01.51 ID:1lGxvRQQ0
結婚して二年
私とジムの間に子供が出来た。
ジムはこの男の子に「ジョン」という名前を付けた。
57:名無しNIPPER
2015/11/04(水) 12:17:38.26 ID:1lGxvRQQ0
結婚して七年
ジョン「ねぇ、カレンが死んじゃった…」
アイシャ「え!」
58:名無しNIPPER
2015/11/04(水) 12:18:27.46 ID:1lGxvRQQ0
アイシャ「…カレンのお墓作ろうか?」
ジョン「うん…」
私とジョンは、広い庭の片隅にある、
59:名無しNIPPER
2015/11/04(水) 12:19:53.61 ID:1lGxvRQQ0
―UAE(アラブ首長国連邦) ドバイ
結婚してから12年…早いものだ、もう12年だ。
私は5〜6年ほど前から、弁護士の仕事は半分休業という感じになっていた……。
60:名無しNIPPER
2015/11/04(水) 12:21:00.12 ID:1lGxvRQQ0
この頃、私はドバイの大学に講師として招かれた、
滞在期間中はそこで教鞭を取るつもりだ。
講師の経験はあまりないので自信はないのだが……精一杯頑張るつもりだ。
「ようこそジャクソンさん!」
61:名無しNIPPER
2015/11/04(水) 12:22:02.22 ID:1lGxvRQQ0
女生徒「アイシャさん…覚えてる…かな? 私だよ!」
アイシャ「…えーと」
女生徒はサイフにつけたミスリバティのキーホルダーを私に見せる…
72Res/94.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。