1:名無しNIPPER
2015/11/04(水) 11:21:55.90 ID:Pnjk1jYA0
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
地の文が少ないですが入ります。
書き溜めはありますが、ゆっくりと投下していきたいと思っています。
あまり長くはないと思います。
読んでいただけると嬉しいです。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 11:26:08.21 ID:Pnjk1jYA0
俺は346プロダクションという芸能プロダクションで、アイドル部門のプロデューサーをやっている。
敏腕プロデューサー、みたいな肩書きは一切無く、言うならば「ただのプロデューサー」だ。
それ以上に当てはまる言葉なんて無いかもしれないくらいに。
3:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 11:35:29.81 ID:Pnjk1jYA0
「はぁー。なんで俺、こんなに才能無いんだろうな」
思わずそう漏らしてしまう。口に出したところで、現状が変わるわけでもないし、何を馬鹿な事をしているのだろうと、言ってから思った。
「そう? 私はそうは思わないよ?」
4:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 11:49:23.90 ID:Pnjk1jYA0
「なんだ、そんなこと。仕事なんて追いついてるなら欠点を補う努力をしているってことだし、プロデュースについても満足だよ」
「そう言ってくれると嬉しいよ。それより、今日は随分早いんだね」
俺が着てまだ20分程しか経っていないはずだ。
5:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 11:50:37.95 ID:Pnjk1jYA0
「なんで? なんでそう思うの?」
「いや、だってまだレギュラー番組も無いし、ろくにコンサートの舞台にも立てて無いじゃないか」
「なに、そんなの、プロデューサーが付いてまだ1年なんだから、そんなの当たり前でしょ?」
6:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 17:38:05.21 ID:Pnjk1jYA0
それからしばらくすると、アイドル達に加え、ちひろさんも出社してきた。
「おはようございます。ちひろさん」
「あら、おはようございます。凛ちゃんランニングしてましたよ。気合い入ってますね〜」
7:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 18:48:53.11 ID:Pnjk1jYA0
外に出てしばらく待っていると、凛が戻ってきた。
「凛、そろそろレッスンも始まるから終わりにしたらどうだ?」
「ん、もうそんな時間? それじゃ、もう戻ろうかな」
8:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 19:17:41.78 ID:Pnjk1jYA0
凛がレッスンに出てしばらく経った頃、テレビ局に売り込みに行こうと思い立った。
凛のプロフィールを持ち、服装をしっかり整え、車を出す。
何故そんなことをしようと思ったかは自分でもよく分からないが、朝早く起きたからとはいえあんなに早くプロダクションに来て、ランニングまでしていた凛の姿を見て、いてもたってもいられなくなった。というのが大きいのかもしれない。
9:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 19:41:02.17 ID:Pnjk1jYA0
「いやぁ、それが全然だめなんですよね。あはは」
これがまた失敗で。
「ふうん、君は担当している子が伸びなくても、悔しくないんだ?」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 19:56:49.06 ID:Pnjk1jYA0
「テレビに出してあげたいの?じゃあ出してあげるよ」
頭を下げ、涙を流していた俺には、全く意味が理解できなかった。
「え? テレビにって、凛がですか?」
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